燃えるかき氷「焼氷」とはどんな食べ物なのか?実際に食べに行ってきました
明治時代後期頃から食べられていたという幻の氷菓「焼き氷」は当時のレシピが残っておらず「かき氷にカラメルソースをかけて食べたんじゃ?」と言われている食べ物ですが、大阪・新世界のグリルDEN・ENが通天閣100周年を記念して焼き氷を復活させました。「かき氷にカラメルソースをかける」に留まらず実際にかき氷に着火しているということなので、一体どんな食べ物なのか、実際にお店に食べに行ってきました。
グリルDEN・EN|新世界ネット
http://shinsekai.net/shop/1/
焼氷がどんな風に燃えるのか?ということは以下のムービーから確認可能。
「グリルDEN・EN」のめらめら燃える焼氷 - YouTube
グリルDEN・ENの住所は大阪市浪速区恵美須東2-3-22
大きな地図で見る
お店に到着しました。
扉の前には焼氷の札が下がっています。
メニューの写真がずらりと並んでおり、焼氷以外のメニューも多い様子。
お店に入ってみると、店内は昭和レトロな雰囲気。
テーブル席はこんな感じ。
メニューは定食メニューや喫茶メニューなどたくさん。
壁には写真も貼ってあります。
店内にも焼氷の札を発見。
ということで、さっそく焼氷を注文してみると、チャッカマンを持った厨房の方が焼氷を運んできてくれました。コップの上にアイスクリームが載っており、アイスの上やお皿の上には砂糖がまぶしてあります。そこに数種類のお酒をブレンドした液をかけていきます。
周囲の明かりを消してもらい、着火。
メラメラとアイスの上にかけられたアルコールが燃えていき、ものすごくいい匂いが広がります。お皿の上にできた液だまりにも火をつけていくと……
あっという間にコップが炎で包まれます。
お皿の上の炎が鎮火したら食べてOK。
燃えていてもアイスはドロドロに溶けることなく、表面だけいい感じにとろっとしています。食べてみると、甘いバニラアイスとほろ苦いお酒が絡み合った大人の味で、最初「ラム酒かな?」と思ったのですが、聞いてみたところ複数のお酒をブレンドしているとのこと。
お皿の上にはお酒と溶けた砂糖が絡み合ったシロップが広がっているので、アイスと一緒に食べていきます。
アイスの下はカラメルソースのかけられたかき氷の姿。
こちらも口に入れた瞬間にカラメルソースのほろ苦さが広がります。
お酒風味のシロップ・カラメルソース・アイスクリーム・氷の相性は絶妙。かき氷の王道と言えばイチゴシロップやブルーハワイですが、いつもとはちょっと違う大人のかき氷が楽しめます。
中には凍ったイチゴも入っており、甘さ・ほろ苦さに加えて甘酸っぱさもプラスされています。
なお、価格は税込700円。ここでしか食べられないメニューとなっているだけではなく、甘い物×洋酒の組み合わせが好きな人ならリピートしてしまいそうな完成度になっており、寒い日が続きますが暖かい店内で一度食べてみる価値はアリです。
・関連記事
極厚のパンケーキとかき氷が名物メニューの「雪ノ下」に行ってきました - GIGAZINE
純氷を使った大盛かき氷を食べるため、炎天の中「枚方凍氷」に並んでみました - GIGAZINE
夜店によくあるあの本物のかき氷をブロック氷と業務用マシンで作る方法 - GIGAZINE
日本に5軒しかない天然氷屋「日光天然の氷四代目徳次郎」のかき氷を食べに行ってきました - GIGAZINE
・関連コンテンツ