試食

コーヒー2杯分の豆を挽けるミル「コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1B」を使ってみた


コーヒーの魅力の1つは香りですが、コーヒーセットを使い抽出して飲んでみると、専門店で出されるもののような香りが出ないことがあり、その原因の1つは豆の鮮度。コーヒー豆は酸化すると味も香りも劣化してしまい、特に挽いた後は劣化が早くなります。しかし、コーヒーを抽出する直前に豆を挽けば、ある程度新鮮な味を楽しむことが可能。今回ブルボンポワントゥを飲むためにアマゾンで高評価だったハリオの「コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1B」を買ったので、実際に使ってその実力を試してみることにしました。

MSS-1B | コーヒーミル・セラミックスリム | HARIO株式会社
http://www.hario.com/seihin/products_detail.php?product=MSS-1B

箱の外観は本体の写真がプリントされたシンプルなもの。


側面には製品の特徴が書かれています。


箱から取り出すと取り扱い説明書・ハンドル・コーヒーミルの本体が入っています。


説明書は日本語と英語で書かれていました。


開いてみるとこんな感じ。「材質のご案内」「コーヒー粉の粗さ調節方法」「ご使用の際は」と裏面には「お取り扱い上の注意」の4つの項目が書かれています。


ミルのハンドルは緩やかな曲線を描いています。


カバーとホッパー本体。


カバーは取り外し可能。


横から見るとこんな感じで、自転車に付いているライトのような形。


ホッパーを上から見るとこんな感じ。


ホッパーの中はセラミック製の臼になっており、ここにコーヒー豆を入れてガリガリと挽きます。


ホッパーの裏には粗さ調節つまみがついており、このネジを動かすことによって挽き加減を細挽き・粗挽きなどに調節できます。


ホッパーは粗さ調節つまみ・内臼・外臼に分解ができ、使った後の手入れがカンタン。


外臼部にはらせん状の溝が刻まれています。


内臼部にも同じような溝があり、ここに豆を挟んで挽くという仕組み。


ホッパーで挽いたあとのコーヒー粉がたまるボトルはメタクリル樹脂製。


コーヒーカップ2杯分の豆をためることができます。


ホッパーとボトルは着脱が可能。


ハンドルももちろん着脱ができます。


さっそく豆を挽いてみます。酸味のある中炒りのコーヒー豆・中炒りより深いフルシティローストで豆から少し油が出ているぐらいのものを用意しました。


中炒りの豆は油が浮いていませんが……


フルシティローストの豆は油が表面ににじみ出て、少しテカテカしています。


まずは中炒りの豆をホッパーに淹れて挽いてみます。


豆の挽き加減は細挽きにセット。


カバーを付けて……


ハンドルをセットし、ボトル部分を持ってゴリゴリと挽いていきます。楽に回せそうなのですが、挽くには力が必要で、女性やお年寄りだと途中でやめたくなるレベル。


コーヒー豆を挽いているのに苦戦している様子は以下のムービーから確認できます。

ハリオ「コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1B」を使って中炒りのコーヒー豆を細挽きにしてみました - YouTube


コーヒー2杯分の豆を挽くためにかなりの労力を要しました。


中炒りの豆はきちんと細挽きに。


次は粗さ調節つまみを緩くして豆を粗挽きにしてみます。


中炒りの豆を細挽きにするよりは力を要しないものの、ちょっと手間を感じる作業。この作業を毎日行いコーヒーを淹れるのはちょっと気が進まなそうです。


きちんと粗挽きに豆が挽けました。


次はフルシティローストの豆を挽いてみます。


中炒りの豆に比べびっくりするほど力がいらず、苦痛には感じないレベル。女性やお年寄りでも力を使って挽くような感覚は無いはずです。


そこまで力を使わずフルシティローストのコーヒー豆を細挽きにしている様子は以下のムービーから確認できます。

ハリオ「コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1B」を使ってフルシティローストのコーヒー豆を細挽きにしてみました - YouTube


フルシティローストの豆を細挽きに。同じ豆を粗挽きにするのはさらに楽な作業でした。どうやらコーヒーミル・セラミックスリムMSS-1Bは浅い炒りのコーヒー豆は挽くことが難しく、炒りが深い豆は問題無く挽けるようです。スターバックスのようなシアトル系の深い炒り具合の豆をメインで購入する人であればオススメできますが、炒りが浅めで酸味のあるコーヒー豆が好きな人にはこのミルは厳しい感じ。


左から中炒りの細挽き・中炒りの粗挽き・フルシティローストの細挽き・フルシティローストの粗挽き。挽いてみるとより色の違いが分かります。


せっかく豆を挽いたので、コーヒーセットを用意してコーヒーを淹れてみます。豆はフルシティローストの細挽きを使うことに。


ドリッパーにペーパーと細挽きのフルシティローストの豆をセット。


お湯をそそいで蒸らした後にコーヒーを抽出。挽いたばかりの豆なので、コーヒーの香りが部屋に広がります。


コーヒーを抽出しました。


コーヒーカップに注いで……


完成。もちろん味・香りとも挽きたてなのでフレッシュ。味は専門店に負けてしまうかもしれませんが、香りは専門店にも負けないレベルです。


「コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1B」はAmazonでの価格は税込1820円。深めのコーヒー豆を使って頻繁にコーヒーを家で淹れるような人であればオススメです。

Amazon.co.jp: ハリオ コーヒーミル・セラミックスリム MSS-1B: ホーム&キッチン

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in 試食, Posted by darkhorse_log

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