マグネットを積み上げてペン・スタイラス・モーターなどを作ることができる「POLAR PEN」
子供のころ、筆箱の中に香りつき消しゴムやボンナイフと並んでロケット鉛筆を入れていたという人は多いと思いますが、その遥か斜め上を行く発想でペン・スタイラス・モーター・カードホルダー・原子模型などを作り、さまざまな使い方ができるのが「POLAR PEN」です。
Pen/stylus made from MAGNETS. POLAR PEN - Modular Tool by Andrew Gardner — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/1171695627/polar-pen-both-tool-and-toy-pen-stylus-made-from-m
この商品を考案したのは、デザイナーであり発明家のアンドリュー・ガードナーさん。
POLAR PENは磁石でできた小さな筒状のパーツを組み合わせてペンにするというものなのですが、それ以外にもいろんな機能を持っています。POLAR PENのさまざまな機能を60秒解説するムービーは以下から。
POLAR PEN 60 Second Trailer - YouTube
ペンを構成するのは、12個の円筒状マグネットとキャップ・クリップ用のパーツ、そしてボールペンの芯です。なお、この芯はパイロット社のHITEC-Cのものを使用できます。
ひとかたまりになっていた磁石を指でほぐすと……
一瞬で一本のチューブに。
ボールペンの芯を入れます。
ちゃんと使えるペンになりました。
キャップ部分の先端パーツを取り替えると、スタイラスにもなります。
タブレットPCでイラストを描く時にも便利。
磁石はネオジム磁石を使っているので、重そうなペンチでも持ち上げることが可能。ペンとして使っていても、ちょっとやそっとではバラバラになりません。
本来のペンとしての用途以外にも、いろんな発想が生まれます。金属の玉を使うと、原子模型みたいになったり……
インクの芯を軸にして、磁石で浮上するコマにもなります。
そして、電池を使うと、簡易なモーターを作ることすらできてしまいます。
ペレットを横につなげると、コンパスのかわりとして使えます。
使い終わった後は、空中で少し振ってやると……
手品のように、一本の棒に戻ります。
グラフがきれいに描けました。
こんな風に、カードホルダーとして使うこともできます。
多少の厚みでも問題ありません。
カードを抜くときも、横に引っ張るだけ。バラバラになることはありません。
カラーはシルバーと、オプションのゴールドの2色。シルバーとゴールドを2本購入して組み合わせて使うことも可能です。
このように、ペンの枠にとどまらず、いろんなイマジネーションを刺激してくれるPOLAR PENです。
この新しいアイディアから生まれたPOLAR PENですが、クラウドファンディングサイトのKickstarterでプロジェクトを公開したところ7000件を超える出資が集まり、目標の1万4000カナダドル(約134万円)に対して約41万カナダドル(約3900万円)が集まるという大注目を浴びるという事態になっています。
出資額ごとにゲットできる商品をまとめたのがこちら。10カナダドル(約950円)だとマグネットを2個ゲットできます。15カナダドル(約1450円)でマグネット5個の「カードホルダー」をゲットでき、ペンをゲットできるのは35カナダドル(約3350円)から。オプションのゴールドは、それぞれの価格に3~5カナダドル(約290~480円)をプラスすることで変更可能です。
60カナダドル(約5800円)の出資だとシルバーとゴールドのペンを合わせて2本ゲットすることも可能。
なお、 出資の募集締切は日本時間の10月17日(木)正午12:00となっています。
・関連記事
ネットで有志から資金を集める「Kickstarter」と「Indiegogo」で圧倒的な差がついていることが判明 - GIGAZINE
ヴィンテージ時計をバラバラに分解して作るペン「Schimmel Fine Pens」 - GIGAZINE
3.7mmの極細ペン先で繊細なタッチがどんなアプリでも可能なスタイラスペン「Nota」 - GIGAZINE
ミリ単位で狙いを定めて文字が消せる、コクヨ「ミリケシ」を実際に使ってみた - GIGAZINE
・関連コンテンツ