3.7mmの極細ペン先で繊細なタッチがどんなアプリでも可能なスタイラスペン「Nota」
タブレットやスマートフォンでイラストを描いたりメモを取ったりする際に便利なのがスタイラスペンですが、iOS端末やAndroid端末で使用可能かつ、何か特別なアプリを必要とせず、ネイティブアプリならばすべてのアプリで動作可能なスタイラスペンが「Nota」です。ペン先が3.7mmと極細で作られているので、他のスタイラスペンよりも繊細なタッチの絵を描くことが可能になります。
Nota: The Ultrafine Tip Stylus for iPad + Android Tablets by Jon Atherton — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/jonatherton/nota-the-ultrafine-tip-stylus-for-ipad-android-tab
Notaを開発しているのはJon Athertonさん。
Notaは高精度筆圧感知機能を搭載したスタイラスペンであるJaJaの特許技術を基に製作されています。
通常、タブレットでは静電容量方式と呼ばれる方法でタッチパネルの入力を感知しますが、スタイラスペンでこのタッチパネルに入力しようとするとペン先の大きさがどうしても6~8mmになってしまう、とのこと。
しかし、Notaは単純な筆圧感知ではなく、内蔵した超小型の電子回路基板から得られる信号をスクリーンに対してフィードバックしてタッチをシミュレーションするという仕組みになっているため、ペン先を3.7mmまで細くすることが可能となっています。
Nota内にはこんな感じの電子回路基板が搭載されています。
ペン先が細いので、従来のスタイラスペンよりも繊細なタッチでタブレットに絵を描いたりすることができるというわけ。
Notaのペン先は他のスタイラスペンと比べて硬めに作られており、ペン先が歪んだりすることはないのでより正確にものを描くことが可能になるようです。もちろん使いまくって劣化した場合には簡単に交換可能。
スクリーンプロテクターを貼っていても使用可能であり、細いペン先なのでタブレット上に定規を置いて線を引いたりするのも違和感なくラクチン。
Notaは単四電池1本で動作し、電池1本で約6か月以上も使用できます。
対応したアプリでないと動作しないというような制限はなく、全アプリで使用可能。
カラーはブラックとシルバーの2種類。
本体はアルミボディで、手でグリップする部分はゴム製。
タブレット用スタイラスペンNotaは現在Kickstarterにて出資を募っており、スタートから4日間で目標金額の4万ドル(約385万円)まであと1万5000ドル(約145万円)という状況。39ドル(約3800円)+アメリカ国外への配送料10ドル(約960円)の出資でNotaのブラックまたはシルバーを日本からもゲット可能、89ドル(約8600円)を支払えばNotaと筆圧感知機能付きのスタイラスペンJaJaを入手することもできます。なお、Notaの出資期限は日本時間で9月7日の午後6時までです。
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