ヴィンテージ時計をバラバラに分解して作るペン「Schimmel Fine Pens」
時計の歴史は長く、Wikipediaの腕時計の項目によると、「腕時計の最古の記録はジュネーブの時計商(ジャケ・ドロー&ルショー)の1790年のカタログに記載されたものと言われている」とのことです。現代でも当時のデザインに惹かれる時計の愛好家は少なくありませんが、機械仕掛けの時計の歯車はいつか止まってしまいます。そこで使われなくなったヴィンテージ時計をバラバラに分解してペンを作ろう、というのが「Schimmel Fine Pens」というプロジェクト。現在クラウドファンディングプラットフォームのKickstarterで出資を募集しています。
Schimmel Fine Pens. A Vintage Watch Parts Steampunk Pen by Chad Schimmel — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/1075538949/schimmel-fine-pens-you-deserve-a-vintage-watch-par
ヴィンテージ時計の部品を使ったペンとはどのようなデザインなのか?ということは以下のムービーから確認できます。
作者のSchimmelさんは、世界中の人々へSchimmel Fine Pensを送り出し、作品製作用の新型マシンを購入する資金を集めるため、今回のKickstarterのキャンペーンを開始したとのこと。
ミッキーマウスのデザインが施された時計の部品を使ったペンや......
ボディの取り外し可能なペン、大きな文字盤が取り付けられたペンなど、様々なデザインのペンを取り扱っているようです。約100個の時計の部品を使ったペンも製作しているとのこと。
ヴィンテージ時計の部品を使い、どんな風にペンが作られているのか?ということは以下のムービーから確認できます。
Shablow Pen - YouTube
木箱に納められたこのヴィンテージ時計を使ってペンを作るようです。
「第二次世界大戦時代の時計と専用の木箱」と説明が入っています。終戦時期から考えても約70年近く経っているかなりのヴィンテージ品。
まず時計を分解し、文字盤を取り外します。
ペンのボディとなる部分に、文字盤を取り付けます。
大量の歯車が取り出されました。
ボディに歯車を取り付けて装飾した後、アクリルでしっかり固めます。
水でぬらしながら、数種類のやすりを使ってアクリルを丁寧に削っていきます。
見事に磨かれたボディが出来上がりました。
ペン尻と口金、クリップが取り付けられて完成です。時計専用の木箱にペンがぴったり納まっています。
Schimmel Fine Pensは現在出資を募集している最中で、125ドル(約1万3000円)の出資で、ボディの部分がヴィンテージ時計の部品でデザインされた、チタンとクロームメタルがアクセントとなっているボールペンをゲット可能。アメリカ国外への発送が必要な時は別途13ドル(約1300円)の送料が必要になります。
なお、締め切りは日本時間で7月26日の午前3時28分です。
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