青年「ハンク」は中古のスクールバスを買って旅に出る
アメリカ映画や海外のテレビなどで目にする機会も多い、黄色のボディが特徴的なスクールバスに改造を施し、アメリカ西部8000キロの旅に出ている若者がいます。
Hank Bought A Bus | Sometimes the best plan is to not have one…
http://www.hankboughtabus.com/
YouTubeで、その青年が旅について語っているムービーがこちらです。
Hank Bought a Bus - YouTube
アメリカ人青年、Hank Butitta(ハンク・ブティッタ)さんはミネソタ大学ツインシティー校で建築学を専攻しています。
大学の講義やゼミでは紙の上でのデザインばかりで、何も形に残らないことに嫌気がさしていたそうです。
祖父が80エーカー(約9万8000坪)の土地を持っていたため、そこに実技の代わりとして小屋を建てようとしましたが、法律の関係で願いは叶いませんでした。
卒業がせまり、最終課題を考えていたハンクさんは、中古のスクールバスを買って、その中に家を作ることを決心しました。
3000ドル(約29万円)で手に入れたのが、このスクールバス。
元の内装をすべて剥がす作業から始めました。
鉄板むき出しの状態になったバス。
すべて手作業で進めました。
そして、新しく貼られたフローリングの床。黒いラインは、バスケットコートのスリーポイントラインの跡です。体育館の床をもらい受けて貼り直したそうです。
かなり形になってきました。
完成したのがこちら。元がバスだったとは信じられない仕上がりです。
左右のカーテンを下ろして、外光を取り入れることもできます。
車体後部に装備されたトイレ。
キッチンスペースと、その天井に設けられた採光用のルーフウィンドウ。ここから屋根に上ることもできるそうです。
左右に作り付けのソファーがありますが……
間に取り外し式の床を入れることで……
ベッドスペースになりました。
また、一部分をテーブルに変えることもできます。
こちらのベッドには……
たくさんの収納スペースが完備されています。
向かって左側は可動式なので、このようなアレンジも可能。
ハンクさんは、約5000マイル(約8000キロ)の旅の中で、このバスの実用性を確かめることにしています。
ハンクさんの旅は現在進行中で、定期的に旅のブログが更新されています。旅のパートナーには、彼の弟と友人が加わっています。
ハンクさんの兄弟「Vince」さん。
同行するカメラマンは、友人のJustin Evidonさん。フリーランスのカメラマンだそうです。
ハンクさんのブログでは写真が多くアップされており、見ているだけでもその様子をうかがうことができます。以下はその抜粋。
◆イエローストーン国立公園
バスを転がすハンクさん。
◆モンタナ州
◆シアトル
◆ポートランド
◆サンフランシスコ・ゴールデンゲートブリッジ
◆サンフランシスコ・バークレー
うどんを食べてみたり。
パーティー・オン・ザ・ルーフ。
また、サイトからはハンクさんをサポートするための寄付を送ることもできるようになっています。
Contribute | Hank Bought A Bus
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