荷物にカメラを仕込んでどうやって届くのかという配達の一部始終を録画した「From A to B」
送った郵便物がどのようにして受取人の元へ届けられるのかは、郵便局や宅配サービスで業務する人しかわからないことであり、実際は宅配業者が荷物をゴミのように投げ下ろしていたこともあります。そんな一般人が目にすることのない配達中の動向を、郵便物の中にカメラを仕込んで録画したムービーが「From A to B」です。
From A to B
http://www.rubenvandervleuten.com/AtoB.html
From A to B on Vimeo
こちらが今回使用された小包。
小包の中には、カメラ・回路基板・電池が入っています。
少し見えにくいですが、「B」の文字の真ん中に空けられている直径2ミリメートルの穴からカメラで撮影します。
まずは小包を持って家を出発。
郵便局に向かいます。
郵便局に到着したら、受付の順番待ち。
順番が回ってきたら、配達の手続きを済ませます。
手続きが終わると、郵便局のどこかに運ばれました。
しばらくすると外に連れ出され、自動車に積み込まれます。
自動車には、他の荷物も一緒。
自動車から降ろされ運び込まれた場所は、配送センター。
配送センターには他の郵便物も多く集められていました。
ところどころに働く職員の姿も映っています。
しばらくして別の場所に移動。
何かに持ち上げられてカメラが逆さまになってしまいました。
次に運ばれてきたのは、職員が郵便物をチェックしているところ。
職員のチェックが終わると、ベルトコンベヤーでどこかに運ばれます。カメラには、ベルトコンベヤーで運ばれる大量の小包と、らせん状の滑り台のようなものが映っていました。
角を曲がって……
らせん状の滑り台の元へ接近。
しばらくすると滑り台を通って……
配送車に積み込まれます。
自動車に揺られながら、目的地まで後少し。
自動車が止まって目的地に到着。久しぶりに外の景色を見た気がします。
ドアを開けて……
荷物は無事受取人の元へ届けられました。
なお、この撮影に使われたカメラなどを制御していたのはArduinoを使って作られたもので、以下の写真のような構造になっており、タイマーによって1分ごとに3秒ずつ撮影して長時間記録を可能にした、というわけです。
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