Google Glassを写真家が使うときっとこうなるという近未来を描いた「Google Glass Photographer」

各種情報を表示するだけでなく、写真やムービーも撮影できるメガネ型PC「Google Glass」は、手を使わず撮影できたり、音声でシャッターを切るなど、今までのカメラにはない機能が盛りだくさんなのに加え、常に身につけているのでラッキースケベな瞬間をとっさに記録することすらできるという可能性を秘めており、もしも普及するといつでもどこでも誰も記録されまくるという状態になるかもしれませんが、まだ正式に発売されたわけではなく、社会に受け入れられるかどうかも未知数。しかし、実際にもし写真家がカメラではなくGoogle Glassで写真やムービーを取ると一体どんな感じになるか？という状態をシミュレーションしたのが「Google Glass Photographer」です。

Google Glass Photographer - YouTube

きれいな花をアップで撮影。

写真家は花にかなり接近しています。

蜂が花に飛んできたとしても……

危険を顧みず、微動だにしないで撮影を続ける男性。

次に映し出されたのはギターを弾くミュージシャン。

しかしながら、ミュージシャンは一瞬でフレームアウトして、突然画面がぼやけてしまいました。

どうやら、写真家はライブを見ている観客の後ろから撮影していて……

観客が撮影の邪魔になるため、ジャンプしながらミュージシャンを撮っていたようです。

次に映し出されたのは街角を行き交う人を撮影しているタイムラプスムービー。

一点を見つめてただ立ち続ける人が町中にいる光景はかなり不自然ですが、男性はタイムラプスムービーを撮影しているだけです。

ピアノを弾く手の動きを撮影するには……

演奏者の脇の下に潜り込んで撮影。

ピアノ演奏者が、こんな体勢でピアノを弾くのは無理だ、と突然演奏をストップ。

僕がGoogle Glassをかけて自分の手を撮影したほうがいいと、演奏者は写真家に提案。

写真家は、「僕は写真家だから撮影するのが仕事です。おたがいの仕事をちゃんとこなしましょう！」と演奏している男性の提案を却下。

再び撮影に戻る両者。

次はとても幸せそうなカップル。

しかしながら、カップルの真横では写真家の男性が至近距離から凝視撮影しています。

動き回るカップルのそばを離れずに撮影している様子は、もうすでにセクハラの領域。

次に映し出されたのは、かっこいい白のBMW。

が、撮影している男性の姿は、BMWを盗もうと物色しているようにしか見えず、通りすがりの警察がチラ見するレベル。

今度は女性モデルがポーズを決めてばっちりカメラ目線の1枚。

Google Glassはまばたきでシャッターを切る機能があるので、女性がポーズを取ると男性はまばたきをして撮影。

撮影用のライトがセッティングされた場所で男性が女性を見つめながらまばたきをしている姿はシュールです。

ムービーの中の男性はかなりおおげさに演じていますが、Google Glassで撮影している様子は現段階ではかなり不自然に見えると思って間違いないので、「盗撮されたらどうしよう」という心配は現時点ではなさそうなのですが、かといってこれを改良せずに放置するのもおかしな話で、不自然に見えないように改善すると、今度は盗撮デバイスになりかねず、そのあたりのビミョウなバランス取りが非常に難しそうです。