「Pocket」で自分の書いた記事がどれだけあとで読まれているかわかる「Pocket for Publishers」の使い方
「あとで読む」「オフラインで読む」ことに特化した「Pocket」に保存された数がわかるPocketボタンをこっそりと記事末尾に配置しましたが、同時にブログ開設者やサイト運営者に役に立つ機能である「Pocket for Publishers」を実際に使ってみました。ボタンを押した回数ではなく、純粋にPocketに保存された回数をカウントして集計し、分析してくれるというものです。
Pocket for Publishers: Dashboard
http://getpocket.com/publisher/
上記サイトにアクセスしたら「Request Access」をクリック
現在使っているPocketのユーザー名とパスワードを入力して「LOG IN」をクリック
「Site URL」に計測したいサイトのアドレス、「Site Name」にサイト名、「Your First Name」に自分の名、「Your Last Name」に自分の姓、「Your Title」に役職名、「Work Email」に受信可能なメールアドレス、最後にチェックを入れて「Request Access」をクリック
サイトの所有者確認ページに移動するのでHTMLファイルをアップロードするかメタタグを埋め込むかの選択になります。今回はHTMLファイルのアップロードにするので「Verify by uploading a file」をクリック。
「Download」をクリックしてHTMLファイルをダウンロードしたら、サイトのルート(ドメイン直下)にアップロードします。下部に「そのドメインならここにアップロードしてアクセスできるようにしてね」というのが書いてあるのでその通りにすればOK。
アップロードしたら「Verify Site」をクリック
「Success!」と表示されればOKなので、そのまま「Continue」をクリック
すると「Hang Tight!」ということで準備中になります
大体24時間以内にこのようなHTMLメールが届くので、Pocketにログインした状態でhttp://getpocket.com/publisher/にアクセス
するとこのようにしてダッシュボードが表示されます。これは直近30日間の結果となっており、「35%」というのはPocketに保存された記事があとで読まれた割合、「5 Days」というのは平均ライフスパン(記事の寿命)、その隣の「n/a」というのは本来ならここにフッターメッセージのクリック率が入る部分。下部にある「Top Content」はPocketに保存された数が多い記事ランキングで、その隣の「Top Authors」は保存数の多い執筆者名になります。
「Top Content」の右下にある「See More...」をクリックするとこのようになり、トップ100を見ることが可能。「昨日」「過去7日間」「過去30日間」の3つの区切りで集計されており、保存数を示す「SAVED RANK」以外にも、インパクトを示す「IMPACT RANK」というのもあります。どうも一気に多く保存されまくるとインパクト大と見なされる模様ですが詳細は不明。
各記事タイトルをクリックすると詳細を見ることができ、例えばこの記事であれば保存されたトータル回数は1245、そのうちまたあとで開かれた読まれた数は799、保存後に開かれた割合は44%、保存したユーザーのうち80%が何かアクションを起こすという記事の寿命(ライフスパン)は9日間となっています。
下部のグラフは保存と開いた数とのグラフになっており、これはライフスパンで見た場合のグラフ
さらにアフターライフスパンという長期的区切りで見ることも可能
また、「Footer Messages」からは以下のような画面に移動可能で、Pocketユーザーが自分の記事を読んだときにその末尾にメッセージを表示することが可能になっており、150文字以内でリンク付きのメッセージをPocketユーザーに見せることが可能です。用途としては、アプリへのリンクやニュースレターへのリンクなどなどに使用可能となっており、各種プロモーションに使える、というわけ。
Pocketの保存数を眺めていると、Twitter・Facebook・Google+1などの共有数とはまったく違った傾向が存在することが分かり、表にはなかなか出てこない「あとで読まれる率」というのがわかるので、自分の書いた記事の新しい評価軸としてはかなりアリです。
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in レビュー, ネットサービス, Posted by darkhorse
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