ピントが合わなかったりブレてしまったりした写真でも後から修正できるソフト「SmartDeblur」

ピントがずれていたり、撮影のタイミングでブレてしまったりした写真を、撮影後に独自のアルゴリズムで編集してピントの合ったきれいな写真に直すことができるのが「SmartDeblur」です。写真の加工は一体どのくらいのレベルにあるのか、実際にどれぐらいのレベルのピンぼけを修正できるのか試しに使ってみました。

SmartDeblur - blurred images restoration
http://smartdeblur.net/

まずは上記公式サイトから「DOWNLOAD」をクリックしてインストーラーをダウンロード。

ダウンロードが完了したら、インストーラーを起動

「実行」をクリック

「Next」をクリック

「I accept the agreement」にチェックを入れて「Next」をクリック

「Next」をクリック

「Next」をクリック

「Next」をクリック

「Install」をクリック

「Finish」をクリックすればインストール完了

デスクトップのこのアイコンがSmartDeblurのアイコンなので、これをダブルクリックして起動します

最初にチュートリアルが出てくるので「OK」をクリック

これがSmartDeblurの起動時画面

◆使い方

実際に画像の加工を行ってみます。操作可能な部分は画面上メニューの「Smooth」と「Blur Size」の選択バーのみ。なのでこの2つを左端まで移動させて「Analyze Blur」をクリックしてみます。

あまり画像は変化しておらず、ぼやけたまま。また、試用中は加工後の画像に透かしが入ります。

今度は左クリックとドラックで範囲選択して、「Smooth」と「Blur Size」は同じく最小のまま「Analyze Blur」をクリック。

こちらもあまり変化がありません。

次に「Blur Size」の選択バーのみ右端に移動させて「Analyze Blur」をクリックして画像加工。

すると今度はとてもくっきりした画像に加工成功。

熊のぬいぐるみの顔部分を選択してから同じ条件で加工すると……

加工には大差無し。ピントのぼけが比較的一定なこの画像を加工する際は、選択範囲を指定してもそれほど加工時に影響がないようです。

次は「Smooth」と「Blur Size」の選択バーを両方右端まで移動させて「Analyze Blur」をクリックしてみます。

きれいになりますが、「Smooth」の値を低くしている方がくっきりとした加工に仕上がる用です。

次はピントがぼけたマグロの写真を加工してみます。1番きれいにピントが合うようになる、「Smooth」を最小、「Blur Size」を最大にして加工。

ぼけていた写真がくっきりしたものに加工されました。

さらにピントのぼけているマグロの写真もあったのでこちらも加工してみます。

ピントがぼけすぎていたのでしょうか、それほどきれいな写真に加工することができませんでした。

よりピントのぼけをきれいに直したいというときは「Aggressive Detectior」を選択してから加工すると良いとのことなので試してみます……

あまり変化はありませんでした。

実際に画像として保存するとこんな感じ。試用中だと加工後画像のバックにSmartDeblurのロゴがびっしりと追加されてしまいますが、実際にこのソフトを使う価値があるかどうかははっきり事前に判断できます。

なお、試用制限があるのはVer2からで、古いVer1系統だと画像加工後にロゴを追加されることはなく、こちらからダウンロード可能。

しかし、最新バージョンと違いかなり操作性が悪く、どのバーをいじればうまく加工されるのかが感覚的には分かりません。さらに最新バージョンほどきれいに画像を加工する性能も無いようです。

なお、画像編集後にもロゴが追加されない有料版は日本円で税込4009円で購入可能です。