パン8個を1秒で種類と値段を自動識別してレジ精算を高速化できる「BakeryScan」
トレイに乗せた複数のパンの種類と値段をカメラで一括識別、パン8個を約1秒でレジに入力できるというシステム「BakeryScan」が登場しました。画像識別技術をレジ精算に応用したシステムは世界初だとのこと。
■ トップページ ■ - 世界初!トレイ上のパンを画像で会計!パン画像識別システム BakeryScan (ベーカリースキャン)
http://www.bakeryscan.com/
Bakery goods POS visual recognition system on trial in Tokyo bakery #DigInfo - YouTube
ベーカリーショップでいろんなパンを選び……
レジに持っていきます。普通ならば店員さんが「このパンはいくら、サンドイッチはいくら……」とレジに入力するところ。
BakeryScanはトレイ上のパンを自動で一括識別し、その合計価格を計算します。
あっという間に精算が完了。
たとえばこの4種類のパンだと……
識別結果はこんな感じになります。
レジを見下ろす位置にスキャン用のカメラが取り付けてあって、トレイの上のパンの種類を識別しています。
似たようなパンがあって、識別結果が間違っている場合は選択して修正すればOK
たとえばこの例だと、ロースハム&たまごサンドではないのでタッチして……
正しいメニューの「BLT」を選択
修正完了。見た目の形状だけではなく焼き色でも識別が可能。また、修正結果はデータベースに反映されていくので、識別精度はどんどん向上していきます。
スキャン結果はお客さん側にも表示されるので、欲しいパンではないものを選んでしまっていても気付くようになっています。
システムはPOSレジ本体つきのオールインワンタイプと、スキャン器具一式がセットになったアドオンタイプがあって、30社限定で2ヶ月間無料モニターのお試しキャンペーンを実施中。アルバイトに入ったばかりでお店で扱っているパンの種類をすべて覚えていないという人がレジを担当しても、機械が自動で識別してくれるので対応可能というのはかなり助かりそうです。
・つづき
2015年4月1日に、実際にこのシステムが導入されたお店に行ってきました。
パンを一瞬でスキャンして爆速でレジ会計が終わるパン屋さん「ベーカリーファクトリー」に行ってきた - GIGAZINE
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