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アダルトサイトにある個人情報入りコメントをプリントアウトして販売する「Incautious Porn」

By Martha.butterflycaught

海外のアダルトサイトでは公開されている動画や掲示板などのコメント欄に、配信者や気に入った相手などと連絡を取り合うため自身の連絡先を書き込んでしまう人がいるようで、「AOS(Art is Open Source、アートとはオープンソースである)」という団体がそういった連絡先などが書かれたメッセージをかき集めまくってデータベース化、印刷して販売するというとんでもないサイト「Incautious Porn」を立ち上げました。

Incautious Porn
http://incautious.org/


Incautious Pornを運営しているAOSによると、公共の場であるインターネットに投稿されたコメントをプリントアウトして販売する行為は、SNSなどのネットサービスが、無料で利用できると宣伝している裏で実際にはユーザーの個人情報にアクセスする権利を市場調査会社などの企業に販売しているのとなんら変わらない正当なビジネスであると主張。実際にIncautious Pornが行っていることは大量に存在するアダルトサイトからGoogleなどの無料ツールを使ってコメントを収集、そのコメントの中から個人的な連絡先や電話番号が書き込まれたコメントをそのページのスクリーンショット、リンク、そして投稿された日付と一緒にIncautious Pornのデータベースに保存、それらをプリントアウトして販売するという仕組み。


Incautious Pornではキャンバスにプリントされた70cmx100cmの絵を額無しで1枚50ユーロ(約6090円)+送料で販売中、絵以外に含まれているのは、絵にプリントされている番号は一度しか使用されていないつまり購入した絵にしか使用されていないという証明書、そしてコメントが投稿されたウェブサイトのスクリーンショットです。Incautiousは、絵を部屋に飾ったり、複数枚購入して展覧会を開いたり、プリントされている電話番号に連絡したりして楽しんでください、とおすすめしています。


過去にアダルトサイトに連絡先を含んだメッセージを残してしまったという人は、Incautious Pornのデータベースに自分の番号が保存されているかどうかhttp://incautious.org/database.htmlから10ユーロ(約1220円)で確認でき、もし自分の電話番号を発見した場合1件1000ユーロ(約12万2200円)でhttp://incautious.org/help.htmlからデータを削除することが可能となっており、インターネット上にむやみやたらと個人情報を残して公開することの危険性を知らしめる目的が隠されているようですが、いずれにせよかなり過激な内容です。

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in ネットサービス, Posted by darkhorse_log

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