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「ウルティマ」シリーズ生みの親が新作ファンタジーRPG制作のため資金調達中、高額出資者には称号授与も


コンピュータRPGの元祖である「ウルティマ」や、今でもサービスが続いている長寿MMORPG「ウルティマ オンライン」などの開発者として知られるゲームクリエイターのリチャード・ギャリオットが、クラウドファンディングサイトKickstarterで100万ドル(約9600万円)を集めて新作ゲームを作ろうと動いています。

Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues by Portalarium, Inc. Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/portalarium/shroud-of-the-avatar-forsaken-virtues-0

Kickstartarにあるプロモーション映像はこんな感じ。


約40年前、テーブルトークRPG「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が生まれました。


当時、本当にこんなノートのような形で入力していたかは不明ですが、アナログ時代だったのは確か。



まだ「テレタイプ」が使われていました。


1980年に初代「Ultima(ウルティマ)」が発売されました。


1982年に続編の「ウルティマ2」が登場。


初めてパーティー制が導入された「ウルティマ3」


8から9までには5年かかっていますが、1997年には「ウルティマオンライン」をリリースしています。ちなみにギャリオットは自身が設立したオリジンシステムズ社でウルティマシリーズの開発を行っていましたが、同社は1992年にエレクトロニック・アーツに統合されて一開発部門となっていて、この「ウルティマ9」を最後にEAを退社することになりました。


昔は平面が主流だったゲームも……


3Dによってよりリアルな表現が可能になりました。


バトルシーンも3D。


墓地のイメージスケッチ。


不気味な雰囲気が漂っています。


規則的に並んだ石の中央には水晶玉が浮かんでいます。


水晶から何かが出てきそう。


ゲームのタイトルは「Lord British's Shroud of the Avatar: Forsaken Virtues」


ムービーの後半ではギャリオットが新作について語ります。


昔のウルティマはこんな感じでしたが……


Shroud of the Avatarはこのような迫力あるゲームになる予定。


今回のゲームの違いを3点述べるリチャード。


1点目は、細かいところまで反応するような世界を作ったというところ。たとえば、ゲーム中にピアノが出てくるのなら弾くことができる、というような感じ。


2点目は、世界のリアリティを反映するようなゲームにしたというところ。


3点目は、論理的に構築された一貫性のある、社会的にも重要なストーリーにしたところ。


記事掲載時点で目標金額まであと約10万ドル(約960万円)というところまで来ています。
出資額は10ドル(約960円)以上だと「これまでにウルティマシリーズを海賊版で遊んでいたり、UOで不正行為により他のプレイヤーを陥れた人でもそのことを許し、ロード・ブリティッシュが感謝の意を表明する」、25ドル(約2400円)以上だとゲームをダウンロードする権利と今後行われるアルファテスト・ベータテストに参加できる権利が与えられます。それ以上になってくるとアートブック(PDF)などのグッズがもらえたりするほか、1500ドル(約14万円)以上だとゲーム内で「Lord」の称号を得ることができ、1万ドル(約96万円)以上になると「リチャード・ギャリオットが案内するブリタニア領内ツアー」に参加できます。

出資締切は日本時間の4月7日となっています。

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