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厚さ約0.8mm、世界最薄をうたうステンレスと電子ペーパーでできた腕時計「CST-01」


電子ペーパーとステンレスでできた世界最薄をうたう厚さ約0.8mmの腕時計が「CST-01」です。この腕時計を製造して、一般に販売するためのプロジェクトが現在アメリカのクラウドファンディングサイトKickstarter上で行われており、実際に動いている製品のデモや内部の構造などが見られるムービーなどが公開されています。

CST-01: The World's Thinnest Watch by Central Standard Timing ― Kickstarter


この腕時計を開発しているのはデザイナーでありエンジニアでもあるJerry O’Leary(左)とDave Vondle(右)の2人。


世界で最も薄い腕時計を作るために、1年間を費やしてデザインとプロトタイプの製作に打ち込んできたとのこと。


そして、完成したのがコレ。


本体の薄さはクレジットカードと同程度。


充電台(右)が付属します。


バッテリーのチャージは10分で完了。


1度フル充電しておけば、1ヶ月間の連続稼働ができます。


台に載せた状態でも時計として使用可能。


本体のベースになっているのはステンレス製の腕輪のようなパーツ。


設計図はこんな感じ。


内部の部品はこうなっています、


いままでに製造されてきたプロトタイプの数々。


そして、これが最新のもの。


裏側はこんな感じ。


実際に腕にはめてみた所。


ホワイトモデルもあります。


バックライトは搭載されていないので暗い場所では文字盤が見えないのではないか? という疑問を確かめるためにいろいろな場所に行ってテストを行った様子は以下の通り。

暗い路地裏ではなんとか文字が判読できるレベル。


夜間の車中ではしっかりと文字が見えています。


映画館でも問題なく使用可能。


CST-01」の実寸データを紙に印刷してサイズを確かめることができるPDFファイルは以下のDropboxへのリンクからダウンロード可能です。

Dropbox - sizes_CST_12313_2.pdf


なお、このプロジェクトは現在Kickstarterで資金集めを行っており、1ドル(約92円)から出資を行うことができます。さらに、129ドル(約1万1868円)以上を出資し15ドル(約1380円)の国際送料を支払えば日本からでも「CST-01」1つを手に入れられるようです。なお、出資の締め切りは日本時間の2月23日(土)午前9時50分となっています。

2016/05/06 20:05追記
CST-01はKickstarterで2015年6月15日から音信不通状態にありましたが、2016年5月3日に情報が更新され、破産したことが明らかになりました。

CST-01: The World's Thinnest Watch by Central Standard Timing - Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/1655017763/cst-01-the-worlds-thinnest-watch/posts/1561722

この情報はバッカー(出資者)向けとして公開されたもの。


SlashGearもこのことを報告しています。

CST-01 Watch officially dead: company files for bankruptcy - SlashGear
http://www.slashgear.com/cst-01-watch-officially-dead-company-files-for-bankruptcy-02438606/

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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