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あなたの人生に残された時間をカウントダウンしてくれる腕時計「Tikker」


一般的な時計は現在の時刻しか教えてくれません。しかし、「Death Watch(死の時計)」とも呼ばれるTikkerは、あなたの人生にどれだけの時間が残されているのかを教えてくれるという一風変わった時計で、クラウドファンディングサイトのKickstarterで出資を募っています。

Tikker
http://mytikker.com/


死の時計というニックネームがついたTikkerですが、本当の目的は「人生に残された時間は限られているので、貴重な時間を有意義に過ごしましょう」と教えてくれること。そんなTikkerの特徴は下記のムービーから。

Tikker - the death watch that counts down your life (but in a good way!) - YouTube


死について、ある人は「とつぜん明かりが消えて真っ暗になるようなもの」と言ったり……


逆に「素晴らしいことだ」という人もいます。


しかし、残りの寿命が「あと1年」と告げられたら、どうするでしょうか?


「死は避けられないものですが、人生は変えることができます」と語るFredericさん。このTikkerを企画するチームの一人です。


「与えられた時間を大事にして、自分の心に従って今を生き……」


「味わい尽くさなければなりません」


「そのために重要なのは『時間は限られている』と認識することなのです」


「怒っている時でも……」


「いやなことがあった時でも……」


「イライラしている時でも、時間は常に過ぎ去っていきます」


「そんな時間を大切にするために、このTikkerを開発しています」


時計の画面には上から「残された年・月・日」2段目には「時間・分・秒」そして一番下には現在時刻が表示されます。


「しかし、重要なのは『どのぐらい時間が残っているか』を知ることではなく、『その時間で何をするか』です」と語るFredericさん。


「苦痛に満ちた一年よりも、愛にあふれた一週間のほうが人生において価値があるのです」


「そして、自分の心に正直に」


「Tikkerを身につけること、それは『私は人生を生きることを大切にしています』と宣言することです」と、Tikkerにかける熱い思いを語ってくれました。


こちらがほぼ開発が完了したTikkerの外観。通常あまり見かけない3段デジタル表示です。


横から見ても、普通の時計と見分けはつきません。


装着しても、違和感はほとんどなし。


そして気になる「残された時間」の計算方法ですが、商品に同梱されるマニュアルの質問にそって回答していくと寿命が割り出され、その寿命から現在の年齢を引いて求める仕組みになっています。


どのような算出方法になっているのか、そしてどの程度の精度があるのかは不明ですが、「残された時間に意識を向けて大切にする」というコンセプトを考えると、あまり大きな問題ではないのかもしれません。

この一風変わったTikkerですが、現在Kickstarterで出資を募っており、期限を13日残した時点で目標額の2万5000ドル(約245万円)に対し、約1700名から約7万7000ドル(約750万円)を集めるという盛況ぶりになっています。今後の市販時には59ドル(約5800円)を予定しているというTikkerですが、39ドル(約3800円)の出資で1台ゲットすることができます。また、1000ドル(約9万8000円)の出資で、本体色を好きな色に変更して世界で1台だけのTikkerを手に入れられるというプランも用意されています。

Tikker – The wrist watch that counts down your life! by Rebecca DeRosa — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/259499751/tikker-the-wrist-watch-that-counts-down-your-life

なお、出資の締め切りは、日本時間で11月2日(土)の午前2時21分までとなっています。

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in メモ,   ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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