乱射事件が発生してもすぐに対応できる携帯型防弾ホワイトボード
サンディフック小学校銃乱射事件は児童20人を含む26人が犠牲になり、学校に武装警備員を配置する計画が持ち上がるほどの衝撃を全米に与えましたが、まずは身を守る何かが必要なのではないかということで、メリーランド州にある警察装備メーカーのHardwire社が、防弾ホワイトボードを考案しました。
HARDWIRE BULLETPROOF WHITEBOARD
http://www.hardwirellc.com/solutions/whiteboards.html
ホワイトボードといっても黒板代わりに設置されている巨大なものではなく、先生たちが手元で使うような携帯型のもの。先生たちは警備員ではないものの、何か事件が起きたときには真っ先にその対応に当たることになるので、こういった装備があればいいのではないかと考えられました。
2種類が用意されています。これは18インチ(約46cm)×20インチ(約51cm)のモデル、重さは4ポンド(約1.8kg)弱で、299ドル(約2万7000円)。
こちらはもうちょっと携帯しやすい10インチ(約25cm)×13インチ(約33cm)モデル。重さは1ポンド(約450g)ほど。小さいので、教室だけではなくスクールバスや運動場の隅っこなどにも置いておける、と説明されています。
本当にこんなホワイトボードで大丈夫なのか、防弾実験を行ったムービーはこちら。
Hardwire Bulletproof Whiteboards - YouTube
マネキンにホワイトボードを持たせての実験です
ボードに向かって飛んできている銃弾
着弾の瞬間、ボードの表面が波打ちました。
波紋が広がっていきますが、弾はボードで止まっています。
何発もバンバン撃ち込んでいきますが……
着弾すると……
このように衝撃をうまく吸収して、貫通しないようになっています。
なお、使用時はこのような感じになるようです。
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