ハードウェア

戦地や災害救助で投げて状況の確認ができる安価なボール型センサーカメラ

By Schlüsselbein2007

災害の現場や戦地において危険な状況であっても兵士や救助隊は突入を余儀なくされますが、状況確認のためにカメラを使い捨てにするのはコストがかかりすぎてしまうため、中の様子がわからないまま突入を行うことも少なくありません。そこで、危険が伴う場所におけるリスクを減らそう、と開発されているのが投げることのできる安価なセンサー・カメラ「Bounce Imaging」です。

Bounce Imaging | Low-cost sensor systems for first responders
http://bounceimaging.com/

Bounce Imagingの詳細は以下のムービーから。

Bounce Imaging - YouTube


緊急事態がいつ起こるかわからない現代で、SWATのように訓練されていない警察やチームによる射撃を必要とする事態も増えています。Bounce Imagingはそんな時であっても確実な突入を可能にします。


燃えさかる炎の中に突入しなければならない消防士にとっても役立ちます。カメラで状況を確認できるだけでなく、現在開発中のセンサーによって中の温度や酸素濃度を確認できるのです。


また、戦地における兵士は未知なる場所に足を踏み入れなければならない状況が多くありますが、Bounce Imagingを使えば自らの危険を回避したり民間の死傷者を減らしたりすることも可能。


さらに、足場の悪い災害の現場では救助隊は慎重に足を進めなければなりませんが、Bounce Imagingがあれば救助の助けとなるだけでなく、景観の一変した場所における地図代わりにもなります。


この他、立ち入ることの難しい場所においても状況の確認が可能できる、非常に便利なデバイスとなるはずです。


Bounce Imagingは6つのカメラを搭載しているだけでなく、空気の質や温度・放射能などを測れる安価なセンサー・ユニットを搭載する予定。


デザインはこんな感じ。サイズは野球ボール程度とのこと。


部屋に突入する前の兵士たち。


Bounce Imagingを投げて……


待機します。腕に付けているコンピュータに中の状況や詳細な情報が送られてくる様子。


温度は18度、酸素濃度は20.8%、中には誰もいませんが、一酸化炭素警報が出ています。


これはマサチューセッツ工科大学の学生とアメリカ軍が共同して開発を行っているデバイスで、タイム誌において「2012年の最もすばらしい発明」にも選ばれています。価格は500ドル(約4万円)です。

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in ハードウェア,   動画, Posted by darkhorse_log

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