デザイン

廃材を利用したクラシックなデザインのペン「Precision Collection」


新しく木をカットするのではなく、納屋や倉庫などで使われていた廃材を利用したクラシックなデザインのペンが「Precision Collection」。桜やカエデ、クルミの木などを使って1つ1つ手作業で作られており、使い捨てのボールペンのように安価ではありませんが、非常に洗練されており、代々受け継いでいくことも可能です。

allegorypens - home
http://www.allegorypens.com/

The Precision Collection ・ Writing Instruments by Chad Schumacher — Kickstarter
http://www.kickstarter.com/projects/allegorypens/the-precision-collection-writing-instruments

Precision Collectionの説明や製作風景は以下のムービーから。


The Precision Collectionはallegorypens社によるハンドメイド製のペンの一つ。


新しく木をカットして作られているのではなく、廃材などアンティーク木材を利用して作られています。


ボールペンや鉛筆など、中身は自分でチョイス可能。ハイテックCを使ったものもあります。


削ったり磨いたりという作業は一つ一つ職人の手によって丁寧に行われているため、使い捨てではなく、代々受け継いでいくこともできるようになっています。


オーダーは3つのステップを踏んで行われます。まず「Cap」、「Click」、「Mini」という3つの中からペンの種類を選択。オプションとして配色やスタイラスを付属させるかを選択後、中に入れるものを「ハイテックC」、「ボールペン」、「ローラーボール」、「万年筆」などから選びます。


スタイラスはこんな感じ。


配色は明るいものと暗いものの2種類があります。


3種類のペンは以下から。まずは、Mini。これは桜の木で作られたもの。桜は南アメリカのシンボルで、フローリングや家具などに重宝されています。しかし豊富であるが故に景観整備などで取り除かれてしまうこともあり、今回はそんな木を使ってペンを作ったとのこと。


Clickには2種類の木材が使われています。1つはアンティークのクルミの木で、納屋や倉庫で使われていたものを使用しています。クルミはチョコレート色の木材で、うずを巻いた木目が特徴的です。もう1つがベスレヘム・オリーブウッド。イスラエルの至るところに樹齢2000年以上のオリーブの木が生えているのですが、これらの木は聖書に出てくるオリーブの木と見なされており、しっかりと保護され、観光客や木工業者に対し公開されています。ベスレヘムのオリーブは密度が高く、木目のコントラストがはっきりしているため、小さくても非常に存在感があります


また、Capにも2種類の木材が使われています。その1つがジャカルタで、これはアジアの熱帯地域の広葉樹のブレンド木材。太平洋をわたってアメリカまでやってきます。そしてもう1つが納屋や倉庫で使われていたカエデの廃材。カエデの木は北アメリカでもっとも豊富な木材です。はちみつ色と濃いブロンドが混じった透けるような色をしており、光を反射しやすく、落ち着いた色彩の木材と組み合わせると非常に面白いコントラストを生み出します。


なお、allegorypens社ではペンが10本売れるごとに木を一本National Forest Foundationを通して植えているとのこと。


Precision Collectionは現在出資を募っている最中で、35ドル(約2800円)を出資するとMini、65ドル(約5200円)でCap、135ドル(約1万800円)でClickをゲット可能。アメリカ国外の場合、送料として別途12ドル(約1000円)が必要です。


締切は現地時間で11月29日(木)午前2時です。

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in 動画,   デザイン, Posted by darkhorse_log

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