ネットサービス

「Googleウォレット」がウェブコンテンツ購入に対応、有料記事購読が1クリックで可能に


Googleのオンライン決済サービス「Googleウォレット」が、ネットで配信されている記事のようなウェブコンテンツ購入に対応します。有料コンテンツはサンプルが見られるようになっていて、気に入れば購入ボタンをクリックすればOK。誤クリックなどがあっても、30分以内であれば払い戻し可能です。

Content – For Business – Google Wallet



Google officially launches Google Wallet for web content | 9to5Google



Googleは2006年6月からオンライン決済サービス「Google Checkout」をスタートしました。「Googleウォレット」は、もともとはAndroid搭載スマートフォンによる決済サービスでしたが、2011年に「Google Checkout」と統合した結果、オンライン決済サービスの名前が「Googleウォレット」となっています。

実際にウェブコンテンツ購入への対応がどんな感じになるのか、サンプルが用意されています。

Arctic Sea-Ice : The Oxford Companion to Global Change Oxford Reference



記事の前の方はサンプルとして読めるようになっており、中段以降を読もうとするとこのように「続きが読みたい人は購入して下さい」というダイアログが出てきます。記事末尾までスクロールすることも可能ですが、テキスト部分はグレーで塗りつぶされています。この記事の場合、価格は99セント(約78円)。Googleアカウントにログインして「Buy with Google」をクリックすれば購入が完了して続きを読めるようになります。


こちらはニットの編み方を説明した記事。

Starting to Knit | Basic Knit Stitches | Content DK



写真にモザイクがかかっていて、細かい部分が見えなくなっています。こちらは49セント(約38円)で購入すればすべての写真が見られるようになるというわけ。


こちらの記事の場合は……

11. Filters and Effects - Photoshop Elements 10 - Visual Quickstart Guide



文字+写真の組み合わせ。ぼんやりとモザイクのかかった写真に何やらキャプションがついていますが、購入しないとその意味はわかりません。


だいたい記事の平均価格は25セント(約20円)から99セント(約78円)ほど。オンラインでのコンテンツ購入は3日間や1週間といった期間限定になっているケースがありますが、このサービスの場合はずっと読めるとのこと。クリック1つで記事が購入できてしまうと誤クリックのおそれもありますが、30分以内であれば払い戻しも可能だそうです。

コンテンツ提供側はGoogleウォレットで決済ができるようシステムにコードを組み込むことになりますが、自社で決済システムを作る必要はありません。ユーザ側からすれば、サイトごとに決済情報を登録する必要もないので、提供する側・される側のいずれにもメリットがあります。

現在、Googleは提携先を選定しているとのこと。日本国内のサイトの名前はまだ挙がっていません。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ソフトバンクがPayPalと戦略的提携、「日本の決済を変える」新会社を設立へ - GIGAZINE

KDDIと楽天が業務提携、「Edy | au」誕生などユーザーの利便性向上へ - GIGAZINE

知られざるGoogleの決済サービス「Google Checkout」とは? - GIGAZINE

銀行の口座番号を抜き取るAndroidマルウェア「SMSZombie」が中国で50万台以上に感染 - GIGAZINE

in ネットサービス, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.