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シネマティック・アクションゲーム「マックス・ペイン3」がいかに映画的かわかるムービー詰め合わせ


9月6日にシネマティック・アクションゲーム「マックス・ペイン3」が発売されました。元ニューヨーク市警の刑事だったマックス・ペインが家族をジャンキー集団に殺され、麻薬取締局の捜査官として復讐に挑む……という人気シリーズの第3弾で、本作では警察を辞めてアルコールとドラッグに溺れる生活をしていたマックスが、旧友の誘いを受けてブラジルでボディガードの仕事をするという内容になっています。

Rockstar Games Presents Max Payne 3
http://www.rockstargames.com/maxpayne3/ja_jp



「マックス・ペイン3」の特徴は“シネマティック体験”と表現される、まるで自分が映画の主人公になったかのようなゲーム感覚。ロックスターゲームスの代表的なタイトルとしては自由度の高さが特徴的な「グランド・セフト・オート」シリーズもありますが、「マックス・ペイン」はちょうどその対極にあり、ストーリーと映像表現にかなり力がこめられています。

本編のざっくりとしたあらすじは以下のムービーでマックス自身の口から語られています。

「マックス・ペイン3」公式トレーラー - YouTube


ストーリーは大きく3つのパートに分かれており、ゲーム内では14個のチャプターで区切られています。マックスはサンパウロの不動産王ロドリゴ・ブランコのボディガードをしていますが、ロドリゴの金を狙う人間がたくさんおり、ナイトクラブでロドリゴの若い妻・ファビアナが誘拐されてしまいます。今回、マックスは何とかしてファビアナを助けるべく、あちこちに潜入したり、武装集団と戦いを繰り広げたりします。

最初のプレイ時にはマックスをどう操作すればいいのかチュートリアルが表示されるので、一通りの操作が習熟できるようになっています。その中でも重要になってくるテクニックの1つが「シュートドッジ」。敵の銃撃を避けてジャンプしながら攻撃する技術です。

「マックス・ペイン3」シュートドッジ その1 - YouTube


敵も頭を撃ち抜かなければ銃弾1発では死にません。特に胸部・腹部は面積が広く狙いやすいですが、敵もすぐに銃を構え直してくるので、しっかりヘッドショットするか、何発もたたき込んでおきたいところ。

「マックス・ペイン3」わりとタフな敵 - YouTube


攻撃すると単純に「1発当たった」ではなく、どの部位に当たったのかが判定されます。頭部は一撃で倒せるヘッドショットになるほか、腕や股間、足にもそれぞれのダメージ表現があり、例えば足を撃ち抜かれた敵はうずくまります。このムービーは腕を狙ったアームショットをしたところで、プレイ中に合計250回のアームショットをしたので「アームブレイカー」のグラインドを達成。

「マックス・ペイン3」アームブレイカー - YouTube


アクション映画や戦争映画で、“主人公補正”としか言いようがないような攻撃で敵を倒すシーンがあったりしますが、「マックス・ペイン3」では実際にそのようなプレイを体験することができます。たとえばコレはチャプター1で、下の階のバルコニーで武装した犯人に人質が捕まっているというシーン。階段を下りているヒマはないと判断したマックスは、とっさにルーフを滑り降りつつ敵を狙撃することを思いつきます。あくまでムービーではなくゲームなので、プレイヤーは人質に当たらないように犯人だけを的確に狙う必要があります。

「マックス・ペイン3」屋根を滑り降りながらの銃撃 - YouTube


ゲーム中では、マックスと周辺人物がしゃべったり過去を回想したりするムービーパートと、実際にプレイヤーがマックスを操作するゲームパートがシームレスに繋がっています。不動産王ロドリゴ・ブランコを追ってマックスはビル地下の駐車場までやってきます。駐車場に到着したときマックスを操作することはできませんが、武装集団を見つけて柱の陰に隠れるとゲームパートになだれ込みます。

「マックス・ペイン3」地下駐車場での銃撃戦 その1 - YouTube


マックスには「バレットタイム」という特殊な能力があります。これは発動させると一定時間、周囲の時間の流れが遅くなるというもので、敵がゆっくり動いているように見えるため、優位に戦闘を進めることができます。任意のタイミングで発動が可能なほか、先ほどの屋根を滑り降りながらの銃撃のように、イベント時に強制発動することもあります。下記ムービーでは、自動車で逃走しようとする敵を相手にバレットタイムが発動。タイヤを狙ってパンクさせなければなりません。

「マックス・ペイン3」イベント・バレットタイム - YouTube


基本的にはシュートドッジ、バレットタイムを駆使しつつ、物陰に隠れて敵を倒していくマックスなわけですが、敵もバカではないので、いつまでも隠れていると裏側に回り込もうとしてきます。そうなると自然と接近戦になりますが、マックスはナイフを持っていないためパンチ&キックで攻撃することに。もちろん、パンチとキックだけでは攻撃力が足りないので、敵がよろめいたところにとどめの一撃が必要です。

「マックス・ペイン3」近接攻撃 - YouTube


敵を全滅させたつもりでも油断は禁物。突然バレットタイムに入って「何事!?」と思ったら、背後から敵が迫ってきていたなんてことも。無事、誘拐されかけたロドリゴ・ブランコを救出できたようです。ちなみに下記ムービーにも多少入っていますが、マックスたちが英語で会話している部分には日本語字幕が入りますが、ポルトガル語での会話はマックスも何を言っているのかよくわかっていないため、ポルトガル語のままで字幕が表示されます。

「マックス・ペイン3」地下駐車場での銃撃戦 その2 - YouTube


こちらもイベントの1つ、ロドリゴの愛妻ファビアナらがナイトクラブにいるところを襲撃され、一人で立ち向かうマックス。VIPルームの窓からダイブしながら武装集団を倒していきます。なお、ここのフロアにいる武装集団を落下している間にフリーエイム(照準アシストが一切ない手動照準モード)で倒すとトロフィーがもらえます(実績解除)。

「マックス・ペイン3」VIPルームの窓からダイブ - YouTube


万全の近未来的な装備で身を固めて戦う兵士たちとは違い、マックスはせいぜい拳銃しか持っていないボディガードの身の上。敵がどこにいるかを探知するレーダーは持ち合わせていません。これだと、どれだけ敵を倒せば先に進めるのかがわかりませんが、一連のゲームパートの流れの中で最後の敵を倒すときには「ファイナル・キルカメラ」が表示されます。これは発射した弾丸が敵に向かっていく、映画のクライマックスのような映像が見られるもの。さらに、敵が倒れる前に追加の銃弾をたたき込むことも可能です。

「マックス・ペイン3」バレットカメラ その1 - YouTube


銃撃をどこに受けたのかでダメージ表現、流血表現も細かく変化しています。

「マックス・ペイン3」バレットカメラ その2 - YouTube


ある程度敵の配置が読めてくると、シュートドッジで飛び込みながら敵を倒すというプレイも。

「マックス・ペイン3」シュートドッジ その2 - YouTube


ほとんどの敵は撃たれるとその場に崩れ落ちてしまいますが、高い足場の上にいる敵であれば、うまくバランスを崩させることができれば転落死させることもできます。何人転落死させられたか、というのもグラインドの1つ。

「マックス・ペイン3」敵を銃撃して転落死させる - YouTube


すべてが順調とも限りません。人質救出のために狙撃銃でヘリポートにいる敵を狙うというシーン。全滅させれば人質を助けることができますが、うまく狙いをつけられずにいると犯人グループが先に人質を始末してしまうことも……。ゆったりと待ち伏せだけしていればOKではなく、時には時間制限もあります。

「マックス・ペイン3」狙撃で人質を助けようとするが...... - YouTube


こちらも時間制限の一例。ヘリコプターを狙ってロケットランチャーを構える武装集団。もちろん、ロケット弾を食らってしまうとヘリが撃墜されてしまうので、マックスは手にした銃でロケット弾を撃ち落とします。

「マックス・ペイン3」飛んでくるロケット弾を撃ち落とす - YouTube


一人でマックスになりきりストーリーモードを進めていくのもいいですが、「俺こそが最強のマックスだ」ということで他のプレイヤーと対戦できるのがマルチプレイ。自分以外がすべて敵という「デスマッチ」、仲間と協力して戦う「チーム・デスマッチ」、最初に他のプレイヤーを倒した人がマックスとその相棒パソスになり、他のプレイヤーはギャングになってマックスとパソスを倒そうとする「ペイン・キラー」などのモードが用意されています。海外では5月に発売されていることから、かなりの強豪プレイヤーがオンラインで待ち構えています。マルチプレイについてはこちらのムービーで詳しく解説されています。

『マックス・ペイン3』:「デザイン&テクノロジー」マルチプレイ① - YouTube


ロックスター・ゲームスではオンラインのハブとして公式コミュニティ「ロックスター・ゲームス Social Club」を用意しています。このSocial Clubを通じて参加できるのが「クルー」。いろいろなゲームで用意されている「フレンド」や「ギルド」システムのようなものですが、特徴としては「マックス・ペイン3」にとどまらず複数のゲーム、さらにはPS3とXbox 360、PCというプラットフォームの違いを越えて、同じクルーとして参加が可能という点が挙げられます。

これは、ロックスター・ゲームスのクリエイティブ担当であるダン・ハウザー氏の「マルチプレイの競い合う感覚を残しつつも、個性を持たない大勢と戦うのではなく、キャラクターを深く描きたかった」という思いから作られたもの。今回、マックス・ペイン3でクルーを立ち上げれば、今後発売される「グランド・セフト・オートV」でも活用することができます。

クルーメンバーはこのように胸と背中に同じマークが表示され、チームとしての一体感が高まります。


「マックス・ペイン3」はPS3、Xbox 360向けに9月6日から発売中。

なお、明日9月22日から開催される東京ゲームショウ2012パブリックデーのカプコンブースには「ロックスター・ゲームス」のコーナーが設けられています。会場で「マックス・ペイン3」を体験プレイするとロックスター・ゲームスのオリジナルロゴTシャツがもらえるとのこと。

http://www.rockstargames.com/maxpayne3/ja_jp


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in レビュー,   動画,   ゲーム,   広告, Posted by logc_nt

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