MicrosoftのWindows 8搭載タブレット「Surface」紹介ムービー
2010年に流出した「Windows 8」資料の中で、Microsoftが「Windows 8」のターゲットとしてiPadのようなタブレット(スレートPC)を挙げていましたが、2年の時を経てそのタブレット「Surface」が姿を現しました。
真横から見るとこんな感じ
背面にスタンドを内蔵
正面から見るとこうなっており、マルチタッチの10.6インチHDディスプレイ搭載
キーボード部分はカバーを兼ねており、iPadの磁石でくっつくスマートカバーと同じようにしてくっつきます
さらに以下のムービーを見ればどんなものなのかがよくわかります。
Surface by Microsoft - YouTube
ぼんやりと薄明かりの中から登場したのが……
薄型PCのようなタブレットのような「Surface」。
ぺったんこ。
正面から見るとUltrabookっぽい。
フタ部分とタブレットが別々になっている、iPadと同じ構造です。
ぱたんとフタを閉じたところ。
背面には収納式のスタンドがついていて……
このように立てることが可能。
立てたタブレットの前にふたを開くと、裏側がキーボードになっているのでまるでノートPCのように扱えます。
キーボードはほぼ凹凸なし。
いくつかのカラーバリエーション
もちろんWindows 8搭載……というか、Windows 8のために作られたタブレットです。
名前は「Surface」
このMicrosoft Surafaceには2つのバージョンがあり、詳細な仕様は以下の通りです。
◆Surface for Windows RT
OS:Windows RT
重さ:676グラム
薄さ:9.3mm
ディスプレイ:10.6インチ ClearType HD Display
電力消費:31.5 W-h
スロット・ポート:microSD、USB 2.0、Micro HD Video、2x2 MIMOアンテナ
プロダクティブ:Office「15」アプリ、Touch Cover、Type Cover
素材:マグネシウム製ボディ「VaporMg」によるケース&スタンド
内蔵ストレージの選択:32GB、64GB
◆Surface for Windows 8 Pro
OS:Windows 8 Pro
重さ:903グラム
薄さ:13.5mm
ディスプレイ:10.6インチ ClearType Full HD Display
電力消費:42 W-h
スロット・ポート:microSDXC、USB 3.0、Mini DisplayPort Video、2x2 MIMOアンテナ
プロダクティブ:Touch Cover、Type Cover、Pen with Palm Block
素材:マグネシウム製ボディ「VaporMg」によるケース&スタンド
内蔵ストレージの選択:64GB、128GB
Appleの新しいiPadの無線LANモデルと重さ・薄さを比べるとこうなります。
・新しいiPad(Wi-Fi)
重さ:652グラム
薄さ:9.4mm
・Surface for Windows RT
重さ:676グラム
薄さ:9.3mm
新しいiPadよりも24グラム重たいが、0.1mm薄い、という感じです。
その他の機能もなかなかよくできており、以下のようになっています。実際の製品が登場する時点でさらなる詳細な機能が明らかになるはずですが、大体の概要はつかめます。
基本的にWindows8の全機能を搭載
公式サイトによるとバッテリーはかなりもつ、とのこと。
10.6インチHDディスプレイは比率が16:9で、マイクロソフトの「ClearType HD Display」技術を使うことによって、視野角がウルトラワイドでかなり広く、友達と一緒にこの画面を見るのにも最適であり、屋内でも屋外でも視認可能、MicroSDカードも利用できるそうです。
キーボードとカバーを兼ねた部分の薄さは約3mmで、トラックパッドも兼ねており、圧力検知方式のマルチタッチが可能
カメラは1台ではなく2台搭載、正面にあるのが「LifeCam」で、画角は22度、さらにステレオスピーカーとデュアルマイクロフォンをSkypeのために内蔵
「VaporMg」というマグネシウム素材によって保護されているため堅牢、仕上げもハイクオリティ
タッチカバーは全部で5色のカラーを用意しており、これは「タッチスクリーンのキーボードはイヤだ」という人のためのもの、だそうです。
Live from Microsoft's 'major announcement' event - The Verge
実際の大きさはこんな感じ
デジタルインクで手書きも可能
こうやって見るとノートPCっぽい
かなり薄いことが分かります
内部構造
iPadっぽすぎ
ちなみに、Microsoft製の「Surface」というと、2007年に手で直感的に操作できるテーブル型PC「Microsoft Surface」というハードウェアがあり、ビル・ゲイツがタッチ操作して紹介したりしていましたが、これが黒歴史になったわけではなく、進化したものが今回の「Surface」という扱いだそうです。
なお、マイクロソフトの公式リリースによるとまもなく価格について発表されることになっており、似たようなARM搭載タブレットやUltrabookクラスのPCと競争できるぐらいの価格になる、とのことです。参考程度に最新のUltrabookとして本日発表されたばかりの日本HPのUltrabookの場合、「14インチのUltrabookは6万円台」となっており、おそらくこの前後の価格帯で登場するのではないか?と期待できます。
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