2012年06月03日 12時00分取材

北朝鮮直営「喜び組」風のショーが見れるピョンヤンレストランに行ってみた

北朝鮮は僕ら日本人にとって色々な意味で関心の高い国ですが、一般人が入国することはかなり難しいと言わざるをえません。しかし、北朝鮮と国交のある国、例えばカンボジアには北朝鮮直営のレストランがあり、喜び組風の美女が歌と踊りでおもてなししてくれ、北朝鮮に行った気分になれるということです。

皆さんこんにちは。世界新聞社の松崎敦史です。世界一周中のわたくし現在カンボジアのシェムリアップにいます。

シェムリアップはこの辺り。バンコクからバスで約10時間。

より大きな地図でシェムリアップを表示

シェムリアップはアンコールワット観光拠点の街として有名ですが、ここには知られざる観光スポット・北朝鮮レストランがあります。そこでは名物・平壌冷麺はもちろん、喜び組風の美女がおくる歌と踊りのショーが夜な夜な開催されているというので、恐る恐る行ってきました。

北朝鮮レストラン「平壌レストラン」はこの国道6号沿いにあります

国道沿いには韓国料理屋があったり、

日本料理屋があったり、

中国資本と思われる風俗店らしき店があったり、なんとも多国籍な雰囲気。

こんな得体の知れない建物も。

柱には中国語？

中に入るとナイトマーケットがありました

着きました。平壌冷麺餐庁とあります。左に止まっているバスは韓国人観光客のもの。

平壌レストラン。中にチマチョゴリらしき服を着た女性が見えます。ただならぬ空気を感じ、入るのを一瞬ためらってしまいます。

店内に入ると、チマチョゴリを着た女性が席に案内してくれます。笑顔は一切ナシ。店内はだだっ広いわりに妙に薄暗く、とにかく異様な雰囲気。我々日本人は他の客から離された席に座らされ、アウェー感を感じずにはいられません。

ショーが始まる18時までに韓国人を乗せた観光バスがひっきりなしに到着し、席はほぼ満席に。

メニュー。一番安いキムチ5ドルから焼き肉などの一品料理が15ドル前後と現地の物価からすればかなり高い印象。カンボジアの街の食堂では2ドル出せばお腹いっぱい食べることができます。

なんと、刺身がありました。他に変わったところでは、オムライス（5ドル）、寿司、豚キムチなんかも。基本的にはサムゲタンなど、僕らが韓国料理店で見かけるものばかり。

以下料理の写真はケータイでの撮影なので画質が悪いです。

平壌冷麺（7ドル）。ウェイトレスの女性がハサミでカットしてくれます。まずくはないんですが、スープに深みがなく、甘さだけが際立つという感じ。

焼き肉。甘辛いタレで炒めてあるのですが、肉が硬い。

牛肉麺。ピリ辛の白湯スープがわりとイケる。

豚キムチ。ほとんど豚の姿が見当たりませんでしたが、キムチ自体はおいしい。

手前にあるのがちぢみ。どれもこれも決してまずくはないんですが、何かもうひとつ足りないという感想です。

カラオケがかかり、唐突にショーが始まりました

口パクかと思いましたが、一応歌っているようです。透き通るようなきれいな歌声。

後ろにはハングルの歌詞が流れていきます

違う衣装の女性が出てきました

激しく、

華麗に踊ります

バンド演奏。何故かドラム不在です。

チマチョゴリにギターという不思議な組み合わせ

エレクトーン

音量調節の人

左手は微動だにしません。完全にエアー。

手拍子に歓声、と韓国人たちは大盛り上がり

こちらも激し目のダンス

大丈夫か？と心配になるくらいに回っていました

ステージに上がっている女性はほとんどがウェイトレスとして配膳していた人たちです。ステージに上がる女性のパターンは基本的に3パターンぐらい。なので特定の女性が演目をまたいで出演することもざらにあります。美女揃いと聞いていましたが残念ながら、みんながみんなきれいという訳ではありません。

小さな椅子が運ばれたと思ったら、