インターネットの使い方でうつ病かどうかがわかるという研究結果が明らかに

By Meredith_Farmer

インターネットとうつ病に関する研究には、これまでにも「インターネットを長時間使う人にうつ病の兆候が見られやすい」というものなどがありましたが、ミズーリ大学の研究によって、うつ病の傾向のある人は健康な人とは違ったインターネットの使い方をすることが新たに分かりました。

Internet Usage Pattern Can Indicate Depression | LiveScience
http://www.livescience.com/20368-internet-usage-pattern-mental-state.html

これはミズーリ大学の助教授であるSriram Chellappanさんによって発表されたものです。Chellappanさんはうつ病の傾向がある学生たちのインターネットの使い方には以下のような特徴があることを発見しました。

「必要以上のファイル共有サービスを利用する」

By kamstrup

「複数のアプリケーションを行ったり来たりして、よりランダムなインターネットの使い方をする」

By Ed Yourdon

「頻繁にEメールやチャットをする」

By beautyredefined

「オンラインゲームや動画に関連した多くのアプリケーションを必要以上に使う」

By thms.nl

研究者たちは、216人の大学生から1か月分のインターネットに関するデータを匿名で集め、同時に学生たちにうつ病の傾向があるかどうかのテストを行いました。そして被験者である学生たちから得たデータを分析した結果、うつ病の兆候が見られる学生は、他の学生たちとは違ったインターネットの使い方をすることを発見したというわけです。これらの学生たちはEメールを書いていたかと思えばゲームをしたり、かと思えばチャットに参加したりと、インターネットをよりランダムに使う傾向があるのです。Chellappanさんはこのような傾向はうつ病の特徴の一つである集中力の欠如から来るものだと考えています。

By ·S

コンピューターサイエンスの研究を行っているChellappanさんは、この発見をソフトウェア開発に生かしたいと思っているそう。もしインターネットの使い方からうつ病の兆候を察知するソフトウェアが開発され、家庭で手軽にインストールできるようになれば、例え本人が気づかなくとも、うつ病の可能性をコンピューターが教えてくれるようになるというわけです。

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in サイエンス, Posted by logq_fa