並んだレンズで動画と写真の同時撮影や3D撮影ができる「LUMIX 3D1」
1つのボディに2つのレンズと撮像素子を搭載したパナソニックのコンパクトデジタルカメラ「3D1」。2つ並んだレンズによるサイドバイサイド方式で3DムービーをフルHDで撮影できるほか、普通のムービー撮影をしながらもう一つのレンズを使って写真撮影もできるという、ユニークな機能を搭載しています。今回は日本最大級のカメラ、写真、映像の総合展示会「CP+」の会場で実機をチェックすることができたので、使い心地をサクっと確かめてきました。
パナソニックのブースにやってきました。同社のデジタルカメラのブランド名「LUMIX」のロゴが右側に輝いています。
実機を発見。確かにレンズ2つあります。35mm判換算時25~100ミリの光学4倍ズームを搭載し、明るさを示すF値は3.9(広角側)。有効画素数1200万画素の1/2.3型MOSセンサー、光学式手ブレ補正機構を内蔵し、連写速度は1秒間に最大12コマです。奇抜な見た目ながらコンデジとしてはツボを押さえたつくりで、若干画素数が少ない以外は通常のモデルと遜色がない感じ。
サイドバイサイド方式によるフルHD、30fpsの3Dムービーが撮影が可能で、連続録画可能時間は約29分59秒とのこと。
背面には3.5インチTFT液晶を搭載し、ライブビューで撮影中のムービーや写真を確認できます。
上部はこんな感じ。Panasonicロゴの左側にはステレオマイク、ロゴの右側には電源スイッチ、ズームコントロールとシャッター、ムービーの撮影開始・停止用ボタンが並んでいます。
底面です。
記録メディアはSDXCカードで、撮影時の重量は約193グラム。フル充電時の静止画の連続撮影可能枚数は約200枚。
背面の液晶はタッチ操作が可能で、タップによるピント合わせなどが可能。プレビュー画面での写真の選択や拡大はスマホのようなフリック操作で行なえます。
実際にフリックで操作している様子が12秒位でサクっとわかるムービーが以下で見られます。
Panasonic「LUMIX 3D1」の操作感をチェック - YouTube
2Dと3Dの切り替えは本体後ろ側にあるスイッチで行ないます。背面液晶は3Dには対応していないため、3D撮影中なのかどうかはこのスイッチで確認することになります。
発売予定は2012年2月16日で、予想実売価格は4万5000円前後の見込み。コンパクトな機材で手軽に3D撮影を楽しみたい人は要チェックです。
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