デザイン

ホワイトハウスはこうなっていたかもしれないというデザイン案いろいろ


アメリカ大統領官邸として知られるホワイトハウスはニュース映像や数々の映画でも登場するので、その姿を知らない人はほとんどいないと思います。今の姿はコンペによってアイルランド出身の建築家、ジェームズ・ホーバンが設計した案が採用されたもの。ひょっとすると、ホワイトハウスは我々のまったく知らない、それこそ想像も付かないような姿になっていたかもしれません。

上記はアメリカ国立公文書記録管理局の設計を担当したJohn Russell Popeがリンカーン追悼にと考えたデザイン。ホワイトハウスがホワイトピラミッドに……。


No Joke: The White House Almost Looked Like This | Co. Design

ロバート・オーエンが提示したホワイトハウス拡張案。政府の規模拡大とともに官邸の拡張も求められたため、そのアイデアの一つとして考えられたもの。現在建っているホワイトハウスをベースに考えられたデザインなので違和感はゼロ。


ホワイトハウス建設時の最終コンペに残っていたジェームズ・ダイヤモンド案。このときのコンペには多くのアマチュア建築家も参加していて、ダイヤモンドもそのうちの1人でした。巨大なドームと、それと同じぐらい巨大な風見鶏が特徴。さすがにでかすぎるような……。


同じく、ホワイトハウス建設時のコンペにWilliam Thorntonが提出した案。


建築家のDoug MichelsとJim Allegroが1996年に提示した案。この前年にオクラホマシティ連邦政府ビル爆破事件があったことを受けて、ホワイトハウスのオフィスに爆風が及ばないようにと考えられたもので、前庭には300インチのスクリーンが設けられています。


1873年に改築案として出されたLeon Beaver案。ホワイトハウスらしからぬゴテゴテとした感じ。


こちらはワシントン追悼モニュメントとしてVinnie Reamによって手がけられたもの。1848年から実際に制作されたそうですが、1856年に中止となり、それから20年以上放置されていました。下の方に小さく描かれている人の大きさを見ると、このモニュメントが尋常ならざる大きさであったことがわかります。


これは1959年にEdward Durell Stoneによって設計された国立文化センター。川辺をうまく使った先進的デザイン。


Franklin Webster Smithが1900年に設計した国立歴史芸術博物館。ワシントンD.C.は彼の手によって美と文化知識の中心地として生まれ変わりました。


国立建築博物館にも、かつて計画されつつも未成に終わったワシントンD.C.の建築計画案がいくつも残されています。

Unbuilt Washington: Exhibition Models - YouTube


こんなワシントンD.C.になっていたら……という夢が膨らみます。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
ホワイトハウスのレプリカ、約10億円で売り出しへ - GIGAZINE

メディアでは報道されないホワイトハウスの舞台裏とオバマ大統領がよくわかるFlickrの米政府公式アカウント「The White House」がすごい - GIGAZINE

ホワイトハウス用にオバマ大統領が購入したアンティークベッド - GIGAZINE

in デザイン, Posted by logc_nt

You can read the machine translated English article here.