フランスが学校給食に使用するケチャップの量を制限する見込み
by LexnGer
フランスが学校給食で使用されるケチャップの量などについて制限する法令を発布しました。
French to ration tomato sauce in school canteens (but there are no limits on baguettes) | Mail Online
France bans ketchup in school cafeterias - latimes.com
フランスでは、国内の小学校における肥満児の数が約670万人にものぼると言われ、伝統的な食文化への回帰が叫ばれています。また、貧困の問題から十分な栄養を摂取できていない学生や児童も多く存在すると考えられ、今回の法令はこれらの問題に取り組むためのものと見られます。
レストラン管理者による国立協会で議長を務めるChristophe Hebert氏は「給食は健康に関する役割だけでなく、教育的な役割も担っています。我々は、子供たちにフランスの食文化への親しみを持てるよう、次の世代に確実にそれを伝えていかなくてはなりません」と語っています。
さらに「子どもたちは、テーブルを囲む良き時間を共有し、フレンチの楽しさを知っておく必要があります」とHebert氏は語ります。実際に今回の法令では、給食はメインの皿とチーズなどの乳製品を含む4皿から5皿の品目を出す必要があるとのこと。
さらに、トマトソースやマヨネーズのような調味料は、チップスなどと一緒に出される時だけで、週に一度に限定されることになるようです。また、昼食を持参することは許されず、食事の際は学校のカフェテリアを使うか、家に一度帰る必要があります。
学校給食に関する地区ディレクターのJean-Jacques Hazan氏によると、現在フランスでは貧困層が広がっており、バランスの取れた食事は学校給食のみという家庭が約20%にものぼっており、今回の法令はこうした現状に対抗する意味も持っているそうです。
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in 食, Posted by darkhorse_log
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