試食

飛行機で「チキン・オア・ビーフ」以外の第3の機内食を頼む方法


飛行機の機内食というと「ビーフ・オア・チキン?」もしくは「フィッシュ・オア・ビーフ?」のような二択を迫られることが一般的ですが、事前に注文を行うことで、それ以外の「特別機内食」というメニューを選択することも可能です。特別機内食ではどんなものが提供されるのか?ということが気になったので、実際に注文してみました。

今回はオランダ航空の特別機内食を注文してみました。まずは以下のウェブページにアクセス。

特別機内食 - KLM.com
https://www.klm.com/travel/jp_ja/prepare_for_travel/travel_planning/special_meals/index.htm


「特別機内食の注文」という部分をクリックします。


特別機内食に変更するには、まずはオランダ航空のアカウントか予約コードでログインする必要があります。今回は「予約コードでログイン」を選択。


自分の予約コードと姓を入力して「ログイン」をクリックすると……


航空券の予約内容が表示されます。


このうち、「お客様のお食事」という部分にある「特別機内食を選択、宗教、健康上のニーズに対応」という部分をクリック。


以下のような感じで往路と復路でそれぞれ特別機内食を選択できるようになっています。


特別機内食の内容は各航空会社によって異なりますが、オランダ航空は「ベジタリアン(乳製品・卵使用)」「ベジタリアン・ビーガン」「無乳糖食」「宗教食・イスラム教」「低塩分食」「低脂肪食」「宗教食・ユダヤ教」「宗教食・ヒンズー教」「無グルテン食」「糖尿病食」「お子様用」「アジアン(ヒンズー)・ベジタリアン」の12種類がありました。


今回は往路を「アジアン(ヒンズー)・ベジタリアン」、復路を「宗教食・イスラム教」で選択して「選択」をクリック。


これで予約は完了。


ということで、「Special meal for you(特別食をどうぞ)」という言葉とともに届けられた機内食はこんな感じ。まずはアジアン(ヒンズー)・ベジタリアンのメニューから。


アジアン(ヒンズー)・ベジタリアンはカレーなどスパイスがきいた食事が届けられることも多いとのことでしたが、メインのフタを開けてみると、中には野菜と豆腐のあんかけご飯が入っていました。食べてみたところ、野菜のうまみがしっかり感じられる和風な味わいのあんかけご飯。肉が入っていなくても物足りないということはなく、大きな揚げ豆腐が入っているので、お腹にもたまります。


副菜はきのこのマリネとキュウリ・葉物野菜・レモンのサラダで、デザートはゼリー。機内食の副菜&デザートは「パスタサラダとケーキ」のようなこってりした組み合わせもよく見かけますが、非常にさっぱりしていた組み合わせでした。


パンや水がついているのは、通常の機内食と同じ。


この時、ベジタリアン向けの食事ということで、パンに塗るのはバターではなくマーガリンとなっていました。


なお、通常の機内食はこんな感じ。メインだけでなく、サラダやデザートの内容も特別食とは異なります。パンは袋入りではなく、むき出しで配られていました。


特別食についていた袋入りのパンの裏側を見てみたところ、卵や乳製品が原材料に含まれておらず、通常のパンと仕様が異なります。食べてみると表面がやや硬くムチッとした食感で、ふわふわではなくハード系のパンに仕上がっていました。


そして、2度目のアジアン(ヒンズー)・ベジタリアンの特別機内食はこんな感じ。


これもスパイスが入っているものではありませんでしたが、メインの春巻きは、お肉がはいっていないとは思えないほど旨みがあるしっかりした味わいです。野菜炒めはほんのり中華風でした。


サラダはシンプルな野菜サラダ、デザートはカットフルーツ。


ドレッシングもビネガーのさっぱりしたものでした。


続いて、復路。ヤンマー本社で提供されるムスリムフレンドリーメニューは韓国風ビビンバなど、中東料理に留まりませんでしたが、復路で注文した「宗教食・イスラム教」はどんな感じになっているのか見てみます。


メインは炒めた鶏肉にグレイビーソースをかけたもの。


大粒のクスクスと、パプリカやズッキーニといったカラフルな野菜炒めが添えられています。


クスクスは中東でよく食べられる粒状のパスタですが、グレービーソースがけの鶏肉はどちらかというとヨーロッパの方の味付け。鶏肉にはまろやかなソースがかかっておりジューシーな味わいです。


サラダはシンプルな野菜のサラダ、デザートはカットフルーツ。


往路と違ってベジタリアン用の食事ではないので、パンにはバターをつけます。


ドレッシングは小瓶に入った状態で提供されています。


裏面を見てみると、原材料はレモン果汁・酢酸・砂糖・ディル・バジルなど。


エスニックではありませんが、さっぱりとしたクリーミーな味わいです。


特別機内食は通常の機内食よりも早いタイミングで提供されるので、通常の機内食&パンが提供されるころには完食。機内食が配られるのをソワソワしながら待つことがなかったり、トイレのタイミングが他の乗客とずれるのはメリットかもしれません。


「宗教食・イスラム教」の2食目の特別機内食は……


ふわふわ加減が絶妙のオムレツがトマトソースに浸されたものと、キノコの炒めもの。


サラダが置かれている位置には少しカスタード風味の甘いヨーグルトと、パン用バター、デザートにカットフルーツが用意されていました。


フライトや航空会社によって提供される食事内容が違うので一概には言えませんが、今回食べたオランダ航空の機内食に関しては、「ヒンズー教食」「イスラム教食」となっていてもエスニックな料理が提供されるとは限らないようです。ただ、機内食というと「メインに親子丼・副菜にソバ・デザートにケーキ」という炭水化物オンパレードになることがよくありますが、今回注文したベジタリアン食・イスラム教食はよりシンプルな調理法になるためか、野菜や果物が多めで食後に胃が重くなりすぎることがありませんでした。反対に言うと、ガッツリ食べたい人にとっては少し物足りないということもありそう。

オランダ航空以外の航空会社でも特別機内食は注文可能で、例えばJAL国際線は「ベジタリアンミール」「生野菜のベジタリアンミール」「オリエンタルベジタリアンミール」「7品目アレルゲン対応ミール」「27品目アレルゲン対応ミール」「消化のよいお食事」「糖尿病ミール」「低グルテンミール」「低脂肪ミール」「低塩分ミール」「低カロリーミール」「低乳糖ミール」「シーフードミール」「フルーツミール」「ヒンズー教ベジタリアンミール」「ヒンズー教ミール」「ユダヤ教ミール」「イスラム教ミール」「ジャイナ教ベジタリアンミール」から選べるようになっています。

JAL国際線 - 機内特別食(機内サービス)
http://www.jal.co.jp/inter/service/meal/special/menu/index.html


ANA国際線は「ベジタリアンミール」「厳格なベジタリアンミール」「ベジタリアンヒンズーミール」「ヒンズーミール」「イスラム教徒ミール / モスレムミール 」「ユダヤ教徒ミール」「ジャイナ教徒用ベジタリアンミール」「糖尿病対応ミール」「低塩ミール」「低脂肪ミール」「低カロリーミール」から選択可能。

特別機内食(スペシャルミール)|空港・機内で[国際線]|ANA
https://www.ana.co.jp/international/departure/inflight/spmeal/


エアフランスは「インディアン・ベジタリアン」「菜食主義」「オボ・ラクト・ベジタリアン」「ヒンズー」「ハラール」「コーシャー」から選択できます。

特別なお食事
http://www.airfrance.co.jp/JP/ja/local/guidevoyageur/classeetconfort/repas_speciaux.htm


エアフランスでは以下のようなヒンズー・ベジタリアン食が提供されます。これはビジネスクラスの食事とのこと。

by Arne Meyer

同様に、ヒンズー・ベジタリアン食の朝食はこんな感じだそうです。


エアカナダは「アジア風ベジタリアンミール」「糖尿病食」「フルーツプレート」「無グルテン食」「ヒンズー教徒食」「ユダヤ教徒食」「イスラム教徒食」「低カロリー食」「低脂肪食」「低塩分食」「低乳糖食」「ベジタリアンミール(卵・乳製品を含まない)」「ベジタリアンミール(卵・乳製品を含む)」「ベジタリアンオリエンタルミール」から選択可能。

aircanada.com - 特別機内食 - 国際線
https://www.aircanada.com/jp/travelinfo/onboard/dining/specialmeals_int.html

実際に提供されたエコノミークラスのアジアンベジタリアン/ヒンズー教食/イスラム教食のメニューは野菜カレー・クスクス・ナンだったそうです。

by Patty

シンガポール航空は特に種類が多く、上記のような宗教食・健康上の理由よる特別機内食に加えて、「胃に刺激を与える食品を調理に使用しない食事」や「小麦、ライ麦、大麦、オート麦、ぬかを一切使用しないお食事」「ピーナッツや豆類を含まないお食事」「主にピューレ状、ミンチにした、消化のよい食品」といったものもあります。

特別食
https://www.singaporeair.com/ja_JP/jp/flying-withus/dining/specialmeals/


シンガポール航空のイスラム教食はこんな感じ。

by Rudy Herman

エミレーツ航空は「アジアン・ベジタリアンミール」「ヒンドゥー教徒食」「ユダヤ教徒食」「ジャイナ教のベジタリアンミール」「イスラム教徒食」「薄味の食事」「糖尿病用の食事」「果物の盛合せ」「無グルテンの食事」「低カロリーの食事」「低コレステロール/低脂肪の食事」「減塩食」「無乳糖の食事」「ベジタリアンミール」「乳製品と卵の入っているベジタリアンミール」「ナッツまたはピーナッツアレルギーのお客様」から選べます。

機内特別食のご要望 | 基本情報 | 予定&予約 | エミレーツ航空 日本
http://www.emirates.com/jp/japanese/plan_book/essential_information/dietary_requirements.aspx


エミレーツ航空のベジタリアン食は以下のような感じとなっています。

by leeno

・2017年12月23日(土)追記:
JALの日本-イギリス便に乗る機会があったので、ここでも「ヒンズー(アジアン)ベジタリアン」で注文してみました。オランダへの便では和食でしたが、「イギリスではインド料理がおいしい」と言われるだけあってインドカレーが中心。


トマトベースのマッシュルーム入りカレー。かなりスパイシーで、日本出発ということもあり、お米は日本米でした。


なすやズッキーニのピクルスと、クミンやチリなどで味付けたスパイシーな豆のサラダ。


蒸し野菜はシンプルにレモンで食べます。


デザートはブラウニーでした。


2食目は以下のような感じ。


メインはカレーではなく、ターメリックライスと野菜をスパイスで炒めたもの。


オリーブなどが入ったイタリア風サラダと、レモンを搾って食べる葉物野菜のサラダ。


デザートはカットフルーツです。


また、メインディッシュにサラダが出てくることもありました。

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in 試食, Posted by logq_fa