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これが無料公衆無線LAN「au Wi-Fi SPOT」の基地局、WiMAX回線の利用も


今年6月に3Gと自動切り替えでスムーズな通信を楽しめる無料公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」を開始したKDDI。子会社となった公衆無線LANサービス会社「ワイヤ・アンド・ワイヤレス」と共同で2011年度末までに10万ヵ所にスポットを設置する予定であるとされていますが、その基地局が「CEATEC JAPAN 2011」のKDDIブースで展示されていました。

KDDIブースの「au Wi-Fi SPOT」展示コーナー


2011年度末までに国内最大級となる10万スポットに展開予定。同様のサービスで先行する他社と異なり、専用アプリ「au Wi-Fi接続ツール」を使えば、IDやパスワードの入力無しに「au Wi-Fi SPOT」に接続でき、さらに3Gとの自動切り替えが可能……というのが同サービスの強みです。


そしてこれが「au Wi-Fi SPOT」の基地局。こちらは屋内型モデルです。


側面はこんな感じ。裏に何かが見えますが……


KDDIの子会社、UQコミュニケーションズが提供する下り最大40Mbps、上り最大10MbpsのモバイルWiMAXサービス「UQ WiMAX」に対応したモバイルルーター「AtermWM3400RN」が接続されていました。説明員によると、バックボーンとなる回線は設置場所によって異なるとのこと。


スマートフォンの普及で3G回線の通信量増大が懸念される昨今ですが、自動切り替え可能な高速通信を提供することで、ユーザーの利便性が向上するだけでなく、iPhone 4SのようなWiMAXに対応していないスマートフォンでも、WiMAXや固定回線といった3G以外の回線に通信量を分散させられるため、「au Wi-Fi SPOT」はユーザーとキャリアの両方にとってメリットとなる、非常に大きな意味を持つサービスであることが分かります。

au Wi-Fi SPOT | au by KDDI

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in 取材,   モバイル, Posted by darkhorse_log

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