メモ

従業員の自殺が相次いだFoxconn、疲れず不平を言わないロボットを導入へ


iPadやiPhoneといったApple製品、メーカー各社のノートパソコン、PS3やWii、Xbox360といったゲーム機など、さまざまな電子製品を受託生産している台湾のFoxconnですが、過酷な労働条件などが原因で社屋からの飛び降りをはじめとした従業員の自殺が相次いでいます。

そんな中、従業員に変わってロボットを導入する予定であることが明らかになりました。

Foxconn's Terry Gou Tells Employees "The Robots Are Coming" - Arik Hesseldahl - News - AllThingsD


AllThingsDの記事によると、FoxconnのCEO(最高経営責任者)Terry Gou氏が自身のダンスパーティーで、今後3年間にかけて、同社の中国にある工場に作業ロボット100万台を導入する予定であることを中国国営の新華社通信が報じたそうです。

一般的にロボットは効率的で疲れることもなく、一定の保守は必要であるものの、労働環境に不満を表明することもなければ、休憩を取る必要も無いため、労働問題に悩むFoxconnにとっては好都合と言える存在ですが、一方で懸念されるのが労働者が職を失いかねないという点。


同社は現在、およそ120万人の労働者を抱えており、機械化で失業者が生まれることは避けられないとみられ、中国経済のいたるところで予期しない連鎖反応を引き起こす可能性があるのではないかと不安視されています。

なお、同社では従業員の自殺が問題化した後、工場勤務者に「自殺しない」という誓約書にサインさせたという報道が行われているほか、6月には工場の1つが爆発し、3人が死亡するなどの事故が発生しています。

この記事のタイトルとURLをコピーする

・関連記事
iPhoneなどを生産しているFoxconn、「労働者に自殺しないと宣誓させる」「低賃金で過酷な時間外労働」という報道を否定 - GIGAZINE

基板製造から箱詰めまでを行う薄型テレビ製造工場の内部の様子 - GIGAZINE

来年発売予定の新型iPhoneディスプレイを巡る熾烈なバトル、その舞台裏の一端がシャープの抗議で見えてきた - GIGAZINE

謎に包まれていた「iPhone 3G」生産工場の写真を偶然、撮影に成功 - GIGAZINE

in メモ, Posted by darkhorse_log

You can read the machine translated English article here.