看護師をはじめとした職員に対し「トースト禁止令」を出したイギリスの病院
イギリスのある病院でトースト禁止令が出され、看護師をはじめとした職員から不満が噴出しています。
この禁止令はなぜか整形外科の職員にだけ適用され、彼らの職員用キッチンからはトースターが撤去されました。経営側は「健康と安全のため」だとその理由を説明していますが、看護師は到底納得できる内容ではないとして猛抗議しています。
看護師がトースト禁止令に熱く反対した意見の内容と、事の経緯は以下から。This is Gloucestershire | Cheltenham Hospital nurse hits out at toaster ban
イギリス・CheltenhamのGloucestershire病院でトースト禁止令が敷かれ、休憩時間にトーストを食べられなくなった職員たちは不満をもらしています。
整形外科の職員用キッチンの火災報知器が何度も作動したため、経営側がキッチンからトースターを撤去してしまい、整形外科に所属する職員たちは、事実上「トースト禁止令」を言い渡されたような状態になってしまったそうです。
整形外科の看護師で、火元の確認役も兼務しているRicky Newtonさんは、経営側のこのやり方に対して「この禁止令は『健康と安全を考慮して』出されたとされていますが、まったく的外れで、上層部がスタッフのことを軽視している実態を示しているだけです。私はこの病院で何年も勤めていますが、トースターを火元とした火災は起こったことがありません」と異論を唱えています。
トースターを手に持って熱く抗議するRicky Newton看護師。
職員用のキッチンにはほかにもコーヒーメーカーや冷蔵庫などがあり、勤務交代の合間にトーストを食べて空腹を満たしている職員は整形外科に限らず結構な割合で存在するとのこと。今回、整形外科の職員たちが受けた処置を見た他の科の職員たちは、自分たちのトースターが撤去されないようにこそこそと手を打ったようです。
「キッチンには常に誰かが出入りしているし、火が出るようなことがあれば燃え広がる前に消火すればいいだけのこと。それなのに整形外科のトースターだけが撤去されてしまったのか本当に理解に苦しみます」と、Newtonさんはしきりに今回の禁止令に対して反対意見を述べていますが、病院側からの回答は得られなかったということです。
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