「お父さん犬」や「ASIMO」など企業が擁するPRキャラクターのトップ10が公開、地域部門トップ10にはひこにゃんのライバルも?
CMに登場したり、イベントに着ぐるみとして登場したり、さまざまな場所で活躍する企業のPRキャラクターですが、マーケティングリサーチを行うRJCリサーチが一般消費者8000人を対象としたアンケートを行い、その結果としてPRキャラクターの総合力トップ10を公開しています。
総合トップ10にはやはり誰もが知っているようなキャラクターがずらりと並んでいますが、今回は企業でなく地域をPRするキャラクターによる地域部門のトップ10も公開されており、彦根のひこにゃんを始め、おなじみのゆるキャラたちや、そんなキャラがいたとは知らなかったという人も多いかもしれない宮城県の「むすび丸」や鳥取県米子市の「ヨネギーズ」などもランクインしています。
PRキャラクターのトップ10は以下から。株式会社RJCリサーチ マーケティングリサーチの戦略的パートナー
◆総合ベスト10
1位:お父さん犬(SoftBank)92.4ポイント
5位:アフラックダック/まねきねこダック(アメリカンファミリー生命保険会社)
露出機会の多さもあり、ソフトバンクのお父さんが1位というのはやはりといった感じ。6位にはGIGAZINEにもたびたび登場しているポン・デ・ライオンがランクインしました。意外なところではサントリーのなっちゃんが8位にランクイン、キユーピーからはキユーピーとたらこキユーピーが同率9位でランクインしています。
◆地域部門ベスト10
1位(総合12位):ひこにゃん(滋賀県彦根市 国宝・彦根城築城400年祭)
2位(総合32位):せんとくん(奈良県 平城遷都1300年記念事業)
5位(総合89位):まんとくん(平城遷都1300年記念事業)
8位(総合127位):しまさこにゃん(ひこね「街の駅」戦国丸)
※ヨネギーズの4コママンガの続きは米子市のホームページから読むことができます。
10位(総合138位):むすび丸(宮城県)
地域部門では、ゆるキャラブームの火付け役とも言えるひこにゃんが堂々の1位で、総合でも12位にランクインしています。次に、そのデザインをめぐって論争を巻き起こしたせんとくんと、愛知万博のモリゾー・キッコロが、同率で2位。日本で初めて駅長に正式就任し、和歌山電鐵の執行役員にまで昇進した駅長たまが、現実に存在する猫でありながら4位にランクインと、上位には全国的な知名度の高いキャラクターたちが並んでいます。
さらに、せんとくんと比べるとかなり無難なデザインとなったまんとくんが5位、彦根市にかつて存在した佐和山城で石田三成を補佐し、ひこにゃんゆかりの井伊家とは関ヶ原の戦いで敵対関係にあった島左近がモデルのしまさこにゃんが8位で、奈良と彦根から2つ目のキャラがそれぞれトップ10にランクイン。ちなみにしまさこにゃんは敵キャラとして作られたわけではないとのこと。
なお、今回行われたアンケートは、「PR認知力」「和みイメージ」「独自イメージ」「活発イメージ」「洗練イメージ」「イメージアップ力」「イメージ波及力」などの評価項目を設け、それぞれの角度から一般消費者に評価をしてもらい、それぞれの指標をRJCリサーチ独自の手法で積み上げて総合力としたもので、純粋な人気投票というわけではありませんが、やはり露出機会の多かったキャラクターが上位を占める結果となったようです。
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