後ろ足が不自由な子ウサギのために車いすを作った少年
捨てられていた後ろ足の不自由な子ウサギに、車いすを作ってあげた少年のエピソードをとらえたムービーが公開されています。
子ウサギ専用の車いすには、「ATV (All Terrain Vehicle)全地形対応車いわゆるバギー」をもじったと思われる「A.T.B.(All Terrain Bunny)」というカッコイイ名前がつけられていて、少年の優しさと無邪気な発想に癒される内容となっています。
子ウサギが車いすを使っている様子は以下から。Child builds tiny cart for Joe the paraplegic bunny - KGUN9 On Your Side, Tucson News, Weather & Sports
Paulieさんは、ある日自宅の裏庭に子ウサギが2羽捨てられているのを発見。彼らは母親のウサギに育児放棄されてしまっていたらしく、脱水状態に陥っていて非常に弱っていました。
そして、2羽のうちの1羽が、後ろ足を不自然に引きずって歩いていることに気がつきます。どうやら後ろ足が不自由な状態にあるようで、彼らはこのウサギに「Joe」という名前をつけました。
四肢を使ってピョンピョンと跳ねている兄弟ウサギと比べると、Joeの歩き方は確かにちょっとぎこちない感じです。
Paulieさんの息子のLian君は、そんなJoeのためにある物を作ることを決意。設計図を描き始めました。
車輪が2つと、それをつなぐ棒をボールペンでサラサラと描いていきます。
ふとLian君にカメラが向けられ、彼もカメラ目線で応じます。なかなかの男前です。
「すべての地形に対応できるウサギ」、略して「A.T.B.(All Terrain Bunny)」の図面が完成。
そしてできあがったのがこちら。……図面とだいぶ異なる気もしますが、あまり気にしてはいけません。
Joeは前傾姿勢になりながら、トコトコと歩いています。
「A.T.B.」を使えば、引きずった足を何かにぶつけてケガをしてしまう心配はありません。前足に加重がかかってしまう姿勢になっているので、もうちょっと車輪が小さい方がよかったのかも。
Paulieさんが一連のストーリーを撮影し、編集したムービーは下記リンクから見ることができます。ちなみに、2羽の子ウサギたちはその後野生動物保護センターに預けられたということです。
YouTube - Joe the Easter Bunny
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