火星の都市のような赤い砂と洞窟の住居が見られる街、クーバーペディ

南オーストラリアの奥地、クーバーペディにはまるで別の惑星のような風景が広がっているそうです。

クーバーペディは南オーストラリア州のアデレードから北へ846km、最寄の集落からも数百km離れた場所にあります。2006年の調査では人口1916人という小さな集落ですが、世界最大のオパールの産地であり、「オパールの都(opal capital of the world)」として知られているとのこと。その風景はまるで映画に登場する火星の風景を思わせるようなものでした。

クーバーペディの奇妙な風景は以下から。The Craziest Town on the Planet?

SF映画に登場する火星の風景を連想させる、赤い砂の荒野と不思議な形の建物。

「アボリジニのアート」と書いてありますが、これにもSF映画に登場するスラム街っぽい雰囲気を感じます。

クーパーペディにはオパール鉱山がたくさんあり、その周囲には地下に穴を掘った洞窟式の家があるそうです。

これもジャンクアートでしょうか、背景の木々もちょっと不思議な雰囲気。

ジャンク屋さんでしょうか、「MOON ROCKS FOR SALE(月の石売ってます)」という表示がなんともいえない怪しさ。

あまりにも現実離れした家屋ですが、クーバーペディの夏は気温が40度を超えるほどの酷暑であるため、洞窟内に家を構える必要があるためだそうです。地上に家を建てるのと同じくらいの費用で穴を掘ることができるとのこと。

これで穴を掘るそうですが、本当でしょうか……。

洞窟式住居の中では、気温がだいたい22度周辺で安定しており、地下にはこのように教会も存在しているようです。

クーバーペディは現在人気の観光スポットで、周辺の地域は「マッドマックス/サンダードーム」や「プリシラ」、「ピッチ・ブラック」といった映画の撮影地にもなっているそうです。