車窓風景をそのまま楽曲に変換する音楽アート「sound/tracks」
鉄道に乗っていると、いろいろな景色が窓の外を流れ去っていきますが、これをリアルタイムに楽曲に変換しピアノに演奏させるというアートが第14回文化庁メディア芸術祭に展示されています。
これは、Peter KNEESさん、Tim POHLEさん、Gerhard WIDMERさんによる「sound/tracks」という作品で、アート部門の審査委員会推薦作品に選ばれています。同じ車窓は二度と訪れないので、楽曲も即時性の高い面白い演奏になっています。
詳細は以下から。
「sound/tracks」は、車窓から見える風景の視覚的印象をとらえてリアルタイムで楽曲に変換するインタラクティブアート。
プロジェクト概要。映像は天候や明るさ、速度、カメラ品質、窓ガラスの汚れなどあらゆる条件を含めて解釈されるため、すべての列車の旅は独自の楽曲に生まれ変わるわけです。
実際に演奏している様子はこんな感じ。
YouTube - 「sound/tracks」
この光景だけ見ていると、何が起こっているのかはよくわからないかも。
このギュッと圧縮されたものが、いわば楽譜化された車窓の映像というわけです。
一度一度の旅で映像条件(天候など)が変わるため、その楽曲とは一期一会ということになります。
ちなみに今回使用されていた映像はオーストリアで撮影されたもの。日本の車窓だとどのような音楽が奏でられるのでしょうか。
©Departent of Computational Perception, Johannes Kepier University Lintz, Austria
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in 取材, 乗り物, 動画, アート, Posted by logc_nt
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