タイの山中で「ゾウのためのソナタ」を弾くピアニスト
タイの山中にあるゾウの保護施設「Elephant's World」で暮らすハンディキャップを負ったゾウたちのために、わざわざピアノを運んできてベートーヴェンやカミーユ・サン=サーンスの楽曲を弾いて聞かせるピアニストが現れました。
ゾウたちはピアノの音に聞き入っているのかそうでないのかちょっと際どいような感じですが、演奏の間は落ち着いたそぶりだったので、ピアノでゾウの気持ちを癒すというピアニストの目的は達成できているのかもしれません。
ゾウに演奏をささげるピアニストのムービーは以下から。YouTube - Beethoven for Elephants - Thailand
ベートーヴェンの楽曲の中でも人気の高い「ピアノソナタ第8番『悲愴』」を弾いています。
何となく曲に聞き入っている風に見えなくもありません。
しかし食欲には勝てないのか、ピアノの脇の方でモシャモシャと草を食べているゾウもいました。
YouTube - 'The Elephant' by Saint-Saens with Thai Elephants
続いて、カミーユ・サン=サーンスの組曲「動物の謝肉祭」から第5曲「象」をチョイスして演奏。ゾウたちがベートーヴェンの時よりもピアノに接近しているのがやや気になります。
足元の砂を鼻で巻き上げて遊んでいますが、その場から離れていかないということはピアノの演奏に多少なり興味をひかれているのかも。
ピアノを鼻でもてあそぶゾウ。もしかして演奏ではなくピアノ自体が気になっていたのでしょうか。
YouTube - Music for an Elephant - Thailand
これはピアノの演奏ではないのですが、盲目のゾウに「saiyok」というニックネームをつけて、一対一でリコーダーの演奏をしています。前の飼い主に象牙を売られ、しかも盲目になってしまった「saiyok」に同情しつつ、「Elephant's World」に保護されてよかったと語っています。
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