滝を見ながら焼餅を味わえる甘味処「和田乃屋」の本店に行ってきました
マチ★アソビのグルメハントで対象になっている和菓子店「和田乃屋」。このお店は「滝の焼餅」というお菓子で有名で、今回のグルメハントでは眉山の麓にある本店のほか、あるでよ徳島店(阿波おどり会館内)と徳島クレメントプラザ店(JR徳島駅ビル・クレメントプラザ内)で食べてもOKというお得なお店です。
阿波おどり会館、駅ビルいずれも非常に便利な場所にあるため、とにかくグルメハントの効率的な制覇だけを考えればいずれかの支店に行くのが楽なのですが、この本店は「場所代を取っても良いぐらいステキな場所」だと聞いたので、あえて本店に足を運ぶことにしました。
というわけで、和田乃屋「滝の焼餅」の実際の見た目と味の感想は以下から。和田乃屋:徳島の眉山が見せる四季折々の表情の中で和田の屋「滝の焼餅」をお楽しみ下さい。
http://www.wadanoya.com/index.html
阿波おどり会館から春日神社の方向へとしばらく歩いて行くと、電柱に「和田乃屋」の名前を発見。ちょっと奥まった場所にあるとは聞いていたのですが、本当に奥の方なんですね……。
車道沿いにお店がないため本当にこのあたりかと見回してみたところ、「阿波名物 滝のやき餅 和田乃屋」の看板がありました。
滝薬師への石段をちょっと登ると大きなのれん。どうやらこの奥が和田乃屋のようです。
茶店のような店先で、ちょっと風流な感じがします。
中に入ると店員さんが離れの2階に案内してくれました。
裏庭に滝が。お茶の香りが漂っています。
客席に着くと、目の前に「滝の焼餅」の由来が書かれていました。ここ大滝山の滝の水は錦龍水と呼ばれており、江戸時代には藩の番所が置かれ、庶民はこの水を使うことが許されなかったとのこと。その中で滝の焼餅は特に藩の許しを得て、この水を使って餅を作っていたそうです。
まずはお茶(阿波晩茶)が運ばれてきました。ショットグラスほどの大きさのかわいらしい湯飲み。香りがくっきりとしていて、苦みも強いお茶でした。いろいろ食べた後だったので、味覚が洗われるような感じ。
不思議な形の菓子楊枝がついてきました。先端が二又ではなく四又に分かれています。
続いて焼餅と冷やし抹茶のセットがきました。
焼餅は菊の模様に焼き色がついて、なんだか雅な感じがします。
菓子楊枝のサイズがピッタリなのは、このように挟んで使うからのようです。
焼餅の表面にはパリッとした薄い焦げ目の層があり、これがとても香ばしい感じ。そのすぐ下にはお餅の層があるのですが、これが焼き立てなのでとても柔らかく、表面のパリッとした部分と中の柔らかな部分が合わさって、不思議な食感を生み出しています。中心には滑らかな小豆あんが入っており、甘さはかなり控えめですが、抹茶と一緒にいただくとさわやかな甘みが感じられます。
こちらは冷やし抹茶。浮かんでいる氷がさわやかな感じ。
このように一度かき混ぜてからいただくと良いとのこと。抹茶にしてはわりとまろやかな感じで、苦みはありますが単体で飲んでもおいしい感じ。とは言え、やはりお茶請けと一緒に味わうと、苦みが菓子の控えめな甘さを引き立ててくれるので、焼餅などと合わせていただくのをおすすめします。
こちらは抹茶のセット。
抹茶はほどよい温かさで、苦みも香りも強烈なものではありません。舌触りもなめらかで引っかかるところが無く、これだけで飲んでもあまり強い印象は受けないのですが、やはり焼餅との相性が非常に良く、甘みをしっかり引き立ててくれます。一度合わせて味わうと、むしろ抹茶無しではもの足りないように感じるかもしれません。
ごちそうさまでした。にぎやかな「マチ★アソビ」からちょっと抜け出して、落ち着いた雰囲気の中でゆったりとお茶を飲んで癒されたい人は、ぜひ和田乃屋の本店を訪れてみてください。
・関連記事
鳴門金時と和三盆を使った上品な甘味の和風クレープを提供している「ridente(リデンテ)」をグルメハント - GIGAZINE
人気和風カフェの味、神楽坂茶寮の「抹茶ラテ」試飲レビュー - GIGAZINE
黄色い和風アイス「雪見だいふく たまごプリン」試食レビュー - GIGAZINE
知る人ぞ知る峠のわらび餅専門店「一軒家」で夏の終わりを感じつつわらび餅を食べてきた - GIGAZINE
国際宇宙ステーションでも食べられているらしい宇宙日本食ようかん「YOHKAN」試食レビュー - GIGAZINE
・関連コンテンツ