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iPhone 4の「Retina Display」を圧倒する超高精細液晶ディスプレイが登場、世界最小サイズでフルHDに対応


今年6月に発売されたAppleの「iPhone 4」には、人間の目では1つ1つのピクセルを識別できないほど超高精細な「Retina Display(3.5インチ、解像度は960×640)」が搭載されていますが、それを圧倒する、さらに超高精細な液晶ディスプレイが登場しました。

世界最小サイズであるにもかかわらず、フルHD表示が可能となっています。

詳細は以下から。
2010年4月1日に凸版印刷とカシオ計算機を株主として設立された、中小型ディスプレイの開発および製造、販売会社のオルタステクノロジーから送付されたプレスリリースによると、同社は本日、世界最小サイズのフルハイビジョンTFTカラー液晶パネルを開発したそうです。

新たに開発された液晶パネルは、高精細・高開口率を実現する当社独自のHAST(Hyper Amorphous Silicon TFT)技術をベースに、微細加工技術、液晶配向技術、パネル駆動技術を進化させた最適設計を駆使したモデルで、4.8インチでフルハイビジョン表示を実現したとのこと。

これが今回開発されたディスプレイ。


なお、このディスプレイは直視型カラー液晶ディスプレイとしては世界最小サイズにあたり、1インチあたりのピクセル数はiPhone 4の「Retina Display(326ppi)」よりも圧倒的に高精細となる458ppiを実現。視野角は160度(上下/左右)、表示色数は1677万色、色再現範囲はNTSC比72%となっています。

ちなみにこのディスプレイの用途ですが、フルハイビジョン規格の高画質な表示をコンパクトな画面サイズで実現したため、放送用ハイビジョンカメラのモニター画面をはじめとする業務用機器やクリアで高精細な表示が求められる映像機器などに最適とされており、現段階ではスマートフォンなどへの搭載は考えられていないようです。

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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