古いビルが取り壊され、新しいビルが建つまでの3年間を撮影した写真を映像にするとこうなる
パリで行われた古いビルの解体工事から、新しいビルが建つまでの様子を3年間にわたって同じ場所から撮影した写真をタイムラプス(コマ落とし)映像にしたムービーです。
取り壊されたビルは高さ約86メートル、新しいビルは99メートルといずれも高いのですが、古いビルの背が徐々に低くなりズブズブと地面に押し込まれ、新しいビルがニョキニョキと生えてくるようにも見える、非常に面白い映像となっています。
再生は以下から。3 Years At The Same Place (english version) on Vimeo
プロジェクト開始は2006年12月1日。まずEDF(フランス電力公社)ビルの解体が始まります。
1万8000トンの鉄筋と12万1000トンのコンクリートで作られたビルです。
高さは282フィート(約85.5メートル)、19階建て。
着実に低くなっていき、5ヶ月の工期でコア部分の解体完了。
2007年11月に解体のすべての工程が終了しました。
2007年12月1日、新たに「Sequanaタワー」の建設が始まりました。
徐々に出来上がっていく下部。ちなみに床面積は85万7000平方フィート(約7万9618平方メートル)です。
高さは328フィート(約99.4メートル)
EDFビルより4フロア増えて23階建てとなります。
オフィスフロアの面積は32万2000平方フィート(約2万9915平方メートル)
下部にもガラスが入っていきます。
タワーもほぼ完成。
ロゴが入って……
完成。
2010年7月に工事完了。ライトアップされて大々的にお披露目されたようです。
このタイムラプスはパリ在住のPierre Jolivet氏によるもので、撮影期間は2007年1月から2010年9月、カメラはPentax K110Dを使用し、4万5000枚を撮影したそうです。
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