エコポイント延長が経済対策に盛り込み決定、エコカー補助金は打ち切りへ

景気の急激な減速を受けて、今年12月で打ち切られる予定となっているエコポイントの延長を政府が検討していることを8月17日にお伝えしましたが、経済対策として盛り込まれることが決定しました。

また、エコカーの購入に対して支給される「エコカー補助金」は打ち切られることになります。

詳細は以下から。
政府：エコポイント延長を盛り込む－経済対策の基本方針決定(Update2 - Bloomberg.co.jp

追加経済対策：政府が基本方針決定　雇用、消費など５分野柱 - 毎日ｊｐ(毎日新聞)

家電エコポイント延長 経済対策基本方針を決定、首相「必要なら補正も」：日本経済新聞

Bloomberg社や毎日新聞社、日本経済新聞社の報道によると、政府は30日に開かれた経済関係閣僚委員会で、雇用対策や消費拡大などを柱とする追加経済対策の基本方針を決定したそうです。

追加経済対策は雇用、投資、消費、地域の防災対策、規制・制度改革の5分野が柱で、財源として「経済危機対応・地域活性化予備費」の残り約9200億円を活用。9月10日の閣議決定を目指しており、消費促進策として家電および住宅エコポイントが延長されるとのこと。

なお、検討段階では延長される見込みであったエコカー補助金については、予定通り9月末で打ち切るとされていますが、現在駆け込み申請が殺到しており、予算の関係で9月20日過ぎには終了となる可能性が高まっているそうです。

2011年7月24日に地上デジタル放送への完全移行が実施されるため、今後もコンスタントにテレビの買い替え需要が発生し続けるとみられることを考えても、今年12月で打ち切られるエコポイントの延長は妥当な経済対策であると思われますが、はたして最終的にどのような条件となるのでしょうか。

今年4月にエコポイントが延長された際は、支給の条件としてより高い省エネ性能を要求されるようになったことから、対象機種が従来よりも減少していましたが、さらに高い省エネ性能を要求されるようになる可能性があるのかどうかが気になるところです。