取材

リアル舞浜サーバーにエンタングル!「ゼーガペイン」ブルーレイ上映会レポート


BD化を求めるファンの声に後押しされてBD化が決定、6月から予約を受け付けていたBlu-ray BOXがとうとう予約数2000個を突破したということで、アニメ「ゼーガペイン」のブルーレイ上映会イベントが開催されました。

開催場所は作品の舞台でもある舞浜。まだブルーレイ化が決定する前だった東京国際アニメフェア2010のイベントでは、下田正美監督が「次はブルーレイ化のイベントでお会いしましょう」とメッセージを残していましたが、それが実現した形となりました。

イベントにはTAF2010と同じく、ソゴル・キョウ役の浅沼晋太郎さん、カミナギ・リョーコ役の花澤香菜さん、下田正美監督、企画・デザインの幡池裕行さんが登壇。第10話「また、夏が来る」・第13話「新たなるウィザード」・第16話「復活の戦場」のブルーレイ上映や、いくつものサプライズ発表があって、集まったゼーガファンのセレブラントたちを喜ばせていました。

詳細は以下から
[ZEGAPAIN]ゼーガペイン
http://www.zegapain.net/

イベントの司会進行を務めたバンダイビジュアルの廣岡さんが「リアル舞浜サーバーに…」と振ると、訓練されたセレブラントたちが「「エンタングル!!」」と異口同音に叫び、イベントはスタート。いきなりながら、一体感の高さは放送からしばらく経った番組とは思えませんでした。

舞浜南高校に通うソゴル・キョウはふとしたことからゲームのような世界に転送され、「ゼーガペイン・アルティール」というロボットに乗って戦うことになる。


初めて乗ったはずなのにアルティールを上手く操縦できたキョウは、セレブラムの一員として謎の敵ガルズオルムと戦いを繰り広げていく。


やがて、キョウは世界の真実を知る。それは、あまりにも残酷なものだった。


それでも守るべきもののために戦うキョウ。「消されるな、この想い 忘れるな、我が痛み


イベントゲストとして登壇したのは浅沼さん、花澤さん、下田監督、幡池さん。監督は自分がTAF2010で言っていたことが実現して「まさか本当に会えるとは…」と驚いていました。ちなみに、この浴衣は第10話の衣装にあわせて作ったもの。幡池さんから「キョウの足元はビーチサンダルね」と言われた浅沼さんはビーチサンダル+浴衣。監督は浴衣ではないのですが、実はTシャツにシマの浴衣の柄と同じコウモリが描かれています。


「ここが本当の舞浜なんだね、キョウちゃん」と花澤さん。


今回はブルーレイ上映会ということでイベントが実施されましたが、じわじわと伸びていた予約入金数がイベント前に無事2000を上回りBD-BOXの生産が決定したというサプライズ発表も。監督は「特技監督のわたなべ(ぢゅんいち)さんが劇場でもいけるクオリティでと言って作ったものなので、ご家庭で映画クオリティが楽しめます」と自信をのぞかせました。また、放送当時、第11話は尺の都合でシナリオを削ったのですが、それをBD-BOXでは復活させることができたそうです。


幡池さんも「メカニックの表面処理もきれいです。テレビの時はのっぺりしていると言われましたが……実際に見てもらうと驚くのではないでしょうか」と、さらなる驚きが待っていることを示唆。スタッフがこれだけ自信を持つ映像を上映するイベントということもあって、会場の常設スクリーンは150インチなのですが、今回は210インチスクリーンが用意されていました。


ちなみに、浅沼さんはBD化記念ということで、キョウとカミナギがデートした舞浜近郊を散策してきたそうです。きっちりキョウと同じ緑のタンクトップを着て準備したのですが、花澤さんとはスケジュールが合わず一人での散策になったそうです……。この様子は7/10(土)発売のアニメージュに掲載されるとのこと。


以前「8月末にイベントをします」と言っていたものも正式決定。浅沼さん脚本による朗読劇が行われるとのことで「カミナギを召喚しないと……」と悩む花澤さん。


そんな花澤さんには、浅沼さんから「予告のカミナギをいっぱい聞いておくといいよ。今の香菜ちゃんにはないものがあると思うよ」というアドバイスが。今の花澤さんにないものって、なんでしょうね?


先日、投票が行われていたBD-BOXのコメンタリーについては、第11話・第16話・第26話を浅沼さん&花澤さん&下田監督&幡池さん第6話と第20話を浅沼さん&川澄綾子さん&下田監督&幡池さんが担当することになりました。実はこのコメンタリーはまだ生産が決定していない段階で、使われるかどうかわからないままに録られたそうですが、4年経ったという感じがよく出ているそうです。また、川澄さんはデビュー作だった「星方武侠アウトロースター」の話もしているとのこと。

BD-BOXの生産決定、8月末のイベントも決定、ロボット魂「ゼーガペイン アルティール」の正式発売が決定、企画の初期設定やさまざまな人へのインタビューを収録した新ムック本「ゼーガペイン ファイルサルベージ」も発売決定するなど、衰えを見せない「ゼーガペイン」の勢い。幡池さんからは「花澤さんに引っかけて言うと、みんなここで満足して消えちゃわないで欲しいですね」と深いコメントが。これを受けた花澤さんからは「映画化とか、ドラマCDとか新しいアニメとか……夢は無限大ですね」というコメントも飛び出しました。


さらに、監督から「終着点はまだまだ先だと思います」、幡池さんから「諸事情でスタッフが抜けたりして絵素材がまだ用意できなかったりしていますが、みなさんが期待する新しい絵素材をまたお目にかけられると思っておりますので、楽しみにしてください」と、すでに今後の展開を臭わすようなコメントもあり、イベントは大盛り上がりで上映会へと突入しました。

上映されたのは第10話「また、夏が来る」、第13話「新たなるウィザード」、第16話「復活の戦場」の3本。

花火がきれいで、エンディングも特殊なので花澤さんがお気に入りの第10話。幡池さんも、じっくり見ていくとこの先に考えているものがぼんやり見えてくるのではないかと語りました。


カミナギ大活躍の第13話。見所は、花澤さんも見返して気になった「こしあんおにぎり」。


現在、BS11での放送はまだ第13話が終わったところなので心苦しいながらも…と前置きがあって、浅沼さんと監督が一押しだったのが第16話。特に監督が「この大画面でどうしてもお見せしたかった。絶対の自信を持っております」と言い切るほどで、上映会に参加した人ならその監督の自信が納得できたかも。


「ゼーガペイン」BD-BOXの予約期間は7/12(月)まで。まだ間に合うので、気になっているけれど…という人は期限を忘れないようにしてください。
ゼーガペイン Blu-ray BOX



会場では実際にロボット魂「アルティール」の展示などが行われていたので、その様子を次の記事でお届けします。

ゼーガペイン上映会場に飾られていたROBOT魂「アルティール」や光る1/72プラモデルなどゼーガグッズいろいろ」に続く。

[ZEGAPAIN]ゼーガペイン
http://www.zegapain.net/



©サンライズ・プロジェクトゼーガ

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in 取材,   アニメ, Posted by logc_nt

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