1046杯分ものカップ麺を食べ尽くした集大成・書籍「即席麺サイクロペディア1」
時間が無いときや自分で食事を作るのがちょっと面倒なときに便利なカップラーメンですが、お店の棚には膨大な量の定番商品が並んでいるのに加え、毎日のように新商品がリリースされており、制覇したことがある人は少ないのではないでしょうか。
そんな日々新しい商品が出続けているカップラーメンを食べ続け、1046種類ものパッケージの記録・味の感想をまとめた書籍が、この「即席麺サイクロペディア1」です。2000年までに発売されたものをまとめているということで、ものすごい変わり種のラーメンから、定番商品の昔のパッケージまで、めくるめくカップラーメンの世界を垣間見ることのできる一冊となっています。
詳細は以下から。即席麺サイクロペディア1 | 総合書籍出版 社会評論社
即席ラーメンは即席ラーメン
某社の定番カップラーメンを思わせる表紙。1046杯分という数字が迫力を感じさせます。
カバーには簡潔ながら、カップラーメンに対する並々ならぬ思いが凝縮された著者の一言が。
わりとシンプルな裏表紙をよく見てみると……
1046杯の内訳が、カップラーメンの味ごとに分類されて書かれていました。しょうゆ味が群を抜いて多い。本の内容も、ラーメンの味ごとに章立てされて構成されています。各味ごとに、特徴的なページをかいつまんでお送りします。
しょうゆラーメンといえば定番で、あっさりしたものが多いと思いきや、コロッケやたこ焼き、果てはマヨネーズまでトッピングされたものがあったようです。
次は「しお」ラーメン。やはりシーフードとの相性がよいためか、磯の香り漂う感じのパッケージが目立ちます。
「みそ」ラーメンの項目には懐かしいわかたか(若貴)兄弟の名前が商品名に使われたものが。ただ、みそラーメンと相撲との関係はよく分かりません……
「とんこつ」ラーメンの項目には愛知県発祥の「すがきやラーメン」も。スープのダシをヘビで取っているという都市伝説が生まれる程に地元ではよく食べられていますが、カップ麺での味表記は「和風とんこつ」です。
「その他」の項目はさすがと言うべきか、かなり雑多な味つけのモノが並んでいます。特に右上の「うなぎのチャウダー」が気になってしかたありません。
「うどん・そば」の項目にはごはん付きの「うどん定食」など、おまけつきのモノも。「水餃子」はそもそもうどんなどと同類なのかが気になりますが、食後のガム付きというのがさらに気になってしまいます。
「やきそば」の項目にはかなりポップな雰囲気のパッケージのものがありました。
また、著者の山本利夫氏は、カップラーメンの調理風景と味の感想を淡々と述べる膨大な数のムービーをYouTubeにアップしており、こちらも必見です。普段食べているカップラーメンの奥深さを垣間見てみたい人は、書籍と合わせて見てみるとより楽しめると思います。
YouTube - tontantin さんのチャンネル
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