イタズラ心でトレーラーにしがみついた男、トレーラーがまったく停車せず警察に助けを求める
by altheengineer
信号でトラックやトレーラーが停車しているときに「今なら後ろにしがみついてそのままいけるんじゃないか?」と考えたことがある人は多いのではないでしょうか。実際、映画やドラマではそうやってキャラクターが窮地を逃れたりするケースも描かれますが、実際の生活の中ではたとえ思いついても実行に移したりはしません。ところが、酔っぱらった勢いでコレを本当にやった男が現れました。その結果は、なかなか映画のようにうまくはいかなかったようです。
詳細は以下から。
Man Jumps Onto Semi as Bet, Then Needs Rescue
金曜日未明、911に助けを求める電話がかかってきました。内容は「走ってるトレーラーの後ろにしがみついてるんだ、赤信号で止まっていたから飛びついてしまって…冗談のつもりだったのに」というもの。これはオハイオ州に住むBrandon R. Farmer(24)がかけたものでした。
オハイオ州Washington Court Houseで友人らとともに飲み歩いていたFarmerは、セミトレーラーが赤信号で停車しているのを発見し「これに乗って、次の信号で止まったときに降りたら面白そうだ」と考えました。Farmerの狙い通り、トレーラーの運転手は後ろに人がしがみついたことには気付かず、Farmerを乗せたまま発車しました。Farmerの考えは「トレーラーが走っているのが町の中心部だったのですぐに次の信号に引っかかって止まるだろう」というものでしたが、繁華街の信号は人間の往来を感知して色が変わるシステムになっていたため、早朝で人の往来がない状態では赤信号に変わることがまったくなく、トレーラーは目的地であるSabinaへと時速55マイル(約88km)で走り続けました。
これはヤバいと思ったFarmerが携帯電話を取りだして911に助けを求めたため、すぐさま警戒態勢が敷かれ、午前3時40分にSabinaへやってきたトレーラーの後ろに男がしがみついているのを発見、トレーラーを停車させました。Farmerはなんとか無傷で17マイル(約27km)を乗り切ったそうで、Sabina警察に保護されました。Farmerは治安紊乱行為(治安を乱した罪)で逮捕され、6月28日に審問のため出廷予定となっています。
ちなみに、Washington Court HouseからSabinaまでの経路はこんな感じ。確かに、町中を出たらもう停車するところはなさそう……。
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