映画

東映アニメーションが「一休さん」の新作映画を製作へ、2012年に中国全土で劇場公開


「このはしわたるべからず」と書かれた立て札を見て橋を渡らないのではなく「この端渡るべからず」と真ん中を堂々と渡ったり、屏風の虎が暴れるから捕まえてくれと将軍に頼まれて「それでは、屏風から虎を追い出してください」と切り返したりする説話が有名な僧・一休宗純をモデルとして製作されたアニメ「一休さん」は1975年~1982年にテレビ放送され、その後何度も再放送が行われたので見たことがあるという人は少なくないと思います。

中国でも1983年に放送が始まり、何度も再放送が行われて大変な人気を博したそうで、多くの中国人がキャラクターや主題歌をよく知っているそうです。


そこで、東映アニメーションはShanghai Media Group社、Toonmax社と共同で「一休さん」の新作劇場版を製作することを決定したとのこと。公開時期は2012年2月(旧正月)で、中国全土での公開が予定されています。

詳細は以下から。
中国SMG(Shanghai Media Group)社、Toonmax社と劇場版「一休さん」を共同製作2012年2月 中国全土で劇場公開予定 (東映アニメーション株式会社 プレスリリース)

一休さん」は1975年から1982年にかけてテレビ朝日系列で放送されたテレビアニメで、モデルになっているのは一休宗純という実在の僧ですが、一休さんといえばこの作品のアニメキャラクターを連想するほどに広く知られています。それは中国でも同様で、1983年の初放送以降何度も再放送が行われており、多くの人がキャラクターや主題歌を知っているそうです。

そこで、東映アニメーションは中国で劇場公開を目指し、SMG社ならびにToonmax社と「一休さん」の新作映画の共同製作を決定しました。東映アニメーションにとって中国で人気の高い「一休さん」は市場への足がかりであり、他方、SMG社やToonmax社にとっては幅広い年齢層に支持されて大ヒット映画になる見込みがあることから、共同製作となったそうです。製作はシナリオ、キャラクター制作、背景美術、色彩設計、絵コンテのプリプロダクション部分を東映アニメーションが担当し、それ以降のメインプロダクション部分は中国側が担当するとのこと。

かつての「昆虫物語 みなしごハッチ」が新たに生まれ変わって「昆虫物語みつばちハッチ~勇気のメロディ~」として7月31日に公開されるように、「一休さん」もまた日本で展開してもいいような気がするのですが、本作品の日本上映予定はないのでしょうか。

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in 映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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