iPadでも使える「マイクロSIM(MicroSIM)カード」を自作する方法が公開される

日本でも今月下旬に発売される予定となっているAppleのタブレット型パソコン「iPad」ですが、3G(第3世代携帯電話)通信機能を内蔵したモデルを購入することで、いつでもどこでも快適にブラウジングすることが可能となっています。
しかし、iPadで3G通信機能を利用するためには従来の携帯電話に採用されている「SIMカード」ではなく、より小型の「マイクロSIM(MicroSIM)カード」が必要となるため、国内でマイクロSIMカードが発売されていない現在、仮にiPadを手に入れても3G通信を利用することはできませんが、そんな状況を打破するために、マイクロSIMカードを自作したという猛者が現れました。
カード自体が小型化することで、端末自体のさらなる小型化を実現できるため、iPadだけでなくタブレットパソコンやスマートフォンをはじめとしたさまざまな端末に今後採用される可能性も考えられるマイクロSIMカードですが、自作する方法を知っておくのも良いかもしれません。
詳細は以下から。
How To Convert a SIM to a MicroSIM with a Meat Cleaver!
これがvodafoneのSIMカード(左)と、マイクロSIMカード(右)です。

大きさを比較したところ。まったく違うことがよく分かります。

重ねるとこんな感じ

いよいよ自作方法の紹介。なんとSIMカードとマイクロSIMカードを重ねた状態で、SIMカードに包丁を当て、折れ目を付けます。

折れ目が付いたらハサミでザクザクとSIMカードを切ります。

切った後はこんな感じ。SIMカードのICチップを切っていますが、左側に注目。

赤枠で囲われた部分が一致するようにSIMカードをカットするのがポイントです。

さらにザックリと切っていきます。

かなり大胆にカットしていますが、本当に大丈夫なのでしょうか……?

ほぼ同じ大きさになりました。

さらに右上のカドを落としてできあがり。

マイクロSIMカードスロットにも入ります。

iPadに挿入したところ。信じがたい気もしますが、vodafoneの3G通信を認識しています。

実際に設定を済ませてブラウジングしてみたところ。

かなり力技を駆使しているような気もしますが、手持ちのSIMカードをマイクロSIMカードにすることで、iPadが対応しているNTTドコモやソフトバンクモバイルの3G回線を無理矢理利用できるようになるというのは、なかなか面白いかもしれません。
ちなみにSIMカードはあくまで携帯電話会社から貸与されているものであり、製品の保証を受けられなくなる可能性などもあることから、このような力技を利用する時は注意が必要です。
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in モバイル, Posted by darkhorse_log
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