各国の食文化と現代戦争史が描かれているムービー「Food Fight」
国や地域を食べ物によって表現し、第2次世界大戦から「9.11」、イラク戦争までを描いたムービーです。
描かれているのはユダヤ人に対するホロコースト、フランス侵攻、真珠湾攻撃、特攻作戦、ノルマンディ上陸作戦からドイツ降伏という第2次世界大戦を代表する出来事や、朝鮮戦争、キューバ危機、ベトナム戦争、軍需拡大という米ソ冷戦時代の様子、アメリカ同時多発テロ事件などで、Adobe PhotoshopとAfterEffectを使って制作したそうです。
ムービー再生は以下より。
Food Fight
http://www.touristpictures.com/foodfight/
まずは登場する食べ物が何を表しているのか紹介。
ドイツ(プレッツェルとソーセージ)
ユダヤ人(マッツァーという酵母の入らないクラッカー状のパン)
フランス(クロワッサン)
イギリス(フィッシュ&チップス)
アメリカ(ハンバーガーとポテト)
日本(すし)
ソビエト連邦(ビーフストロガノフ)
パレスチナ・クエート・イラク・アフガニスタン・パキスタン(ケバブ)
イスラエル(ベーグル)
韓国(キムチ)
中国(ギョーザと春巻き)
キューバ(キューバ風サンドイッチ)
ベトナム(生春巻き)
タリバンなどのテロリスト集団(ファラフェルという豆から作ったコロッケのようなもの)
アメリカ(チキンナゲット)
アメリカ(フライドチキンサンドイッチ)
では、これまで紹介した内容をふまえてムービーを見てみましょう。
YouTube - Food Fight
ドイツによるユダヤ人虐殺。
アメリカによる原爆の投下。
アメリカとソ連の軍需拡大の様子。
湾岸戦争。
「9.11」同時多発テロ。
イラク戦争でアメリカが空爆している様子。
食べ物が演じることでコミカルに見えてはいますが、1940年代以降の戦争の歴史が浮かび上がってきます。なお、撮影に使われた食材はこのあと制作者と飼い犬がちゃんと食べたそうです。
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