取材

独特の乗車感が魅力的な「サイドカー」いろいろ in 東京モーターサイクルショー2010


熱狂的なファンが多いサイドカー(側車付き単車)。国内では10社程の側車の製造・取り付け専業メーカーがあり、そのレベルは海外でも高く評価されているとのこと。東京モーターサイクルショー2010でもいくつかのブースでサイドカーが展示されていたので話を聞いてみました。

詳細は以下。
Corofi社のブース。長い経験を生かし側車の開発・製造やWatsonian-Squire社の製品の代理店を行なっているそうです。


ヤマハ・ドラッグスターとWatsonian-Squire社のGP700 simbaサイドカー。以前、ワイズギアから純正パーツとして供給されていたものだそうです。


取り付けはサブフレームなどをボルトオンし、元フレームを大きく変更する加工は行なわないとのこと。メーカーがフレームに使っている鋼材の組成は一般的には公表されないので、溶接などでは逆に強度を落とす場合があるそうです。


リア部分は1箇所フレームに穴をあけてボルトオン。はずして登録しなおせば普通の単車として乗ることも可能です。


リア部分。免許上は自動二輪なのでシートベルトの着用は任意となっています。


通常のテレスコピックフォークから、サイドカーならではのアールズフォークに変更されています。このアールズフォークもCorofiで製造・販売中。


こちらは現在開発中のMonza 550。Corofi社企画・開発のもとWatsonian-Squire社ブランドからのリリースが計画されています。


こちらはBristolDocks社。


英国Watsonian社の GP JubileeとBMWの旧車。


説明ボード。


左側のウィンカーはキャンセルされています。


キャンセルされたウィンカーはこのように側車のフェンダーへ。


こちらは走行感を追求した軽快なBristol Dock社のPassWinder。


説明ボード。取り付けのみの工期でだいたい2~3ヶ月になるようです。


バイク本体とセットにしたコンプリートモデルも販売中。バイクによってフレームに微妙な違いがあるために、側車部分のみの販売は行なわれていません。すべてのバイクのフレームは微妙に違うため、取り付けには材料に関する深い知識と職人的な技が必要になるそうです。


トライアンフ社のボンネビルとのセットで229万7千900円。他の車種とのセットも相談に応じて販売してくれるそうです。その場合はアルミフレームよりも鉄フレーム車のほうが強度的に望ましいとのことでした。


FRPを中心に構成された車体は比較的軽量で、山道での走りを楽しむことができます。左右で旋回の特性がまったく違うためBristolDock社では販売時に2時間の運転講習が行なわれるとのこと。


ディスクブレーキ付き。最初はバイクに振り回されますが、慣れるとサイドカーの特性を生かした小回りのきく走りを楽しめるようになるとのことです。

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in 取材,   乗り物, Posted by darkhorse_log

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