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三洋電機がコンパクトデジカメ市場に再参入、光学ズーム搭載の1200万画素モデルを超低価格で発売へ


メーカー各社にコンパクトデジカメをOEM供給しているメーカーとしては非常に大きな規模であるにもかかわらず、国内ではムービー撮影が可能なデジタルムービーカメラ「Xacti」シリーズのみの展開に絞り込み、コンパクトデジタルカメラ市場からは事実上撤退していた三洋電機が国内市場に低価格モデルを投入することが明らかになりました。

低価格モデルでは光学ズームが無いというようなこともしばしば見受けられますが、デフレ傾向を背景に、光学ズームを搭載した記録画素数1200万画素のコンパクトデジカメを低価格で投入することで、シェア拡大を図るようです。

詳細は以下から。
三洋電、コンパクトデジカメ国内再参入-低価格機で販路拡大:日刊工業新聞

日刊工業新聞社の報道によると、三洋電機は年内にコンパクトデジタルカメラの国内市場に再参入するそうです。


三洋電機が自社ブランドのコンパクトデジカメを発売するのは2006年以来のことで、新機種は記録画素数1200万画素、顔認識機能や光学3倍ズームなどを搭載したモデルになるとのこと。また、価格は1万2000円前後になるとされています。

ちなみに三洋電機はOEM(相手先ブランドによる生産)でデジタルカメラを供給している大手メーカーで、2009年度の生産台数は1350万台になると見込まれていますが、国内市場に自社ブランドで再参入した背景として、デフレが進行する中で、低価格品で一定の需要があると判断したことが挙げられています。

ちなみに日経BP社の報道によると、「デジカメ」の商標は三洋電機が保持しているほか、2007年の時点で三洋電機はオリンパスやコニカミノルタ、ニコンなどに対してコンパクトデジタルカメラをOEM供給していたとされています。

三洋にあってキヤノンになかったもの,キヤノンにあって三洋にないもの - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

なお、12月8日11:30現在、三洋電機の公式ホームページでは告知が行われていません。

三洋電機
http://jp.sanyo.com/

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in ハードウェア, Posted by darkhorse_log

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