全身にアフガニスタンで戦死した兵士223人の名前のタトゥーを入れた元軍人
アフガニスタンで命を落とした兵士たちに敬意を表して、戦死した兵士223人分の名前のタトゥーを全身に入れた元軍人がいるそうです。この元軍人は1996年に軍隊を抜けていたのですが、その後も別の形で軍隊を援助していたとのこと。
詳細は以下より。
Lest he forget: Ex-soldier has all 223 names of troops killed in Afghanistan tattooed on his body | Mail Online
この記事によると、元軍人のショーン・クラーク(43歳)はアフガニスタンで戦死した223人の兵士たちに敬意を表して、全身に命を落とした兵士たちの名前のタトゥーを入れたそうです。
ショーンさんは1989年から1996年まで第8軽歩兵大隊に所属しており、軍隊を辞めた後も元同僚やアフガニスタンに派遣された兵士たちから支援を求められていたため、インターネットなどで募金を募り、陰で軍隊をバックアップしているそうです。集まった資金は主に負傷した軍隊のメンバーを支援するために用いられているとのこと。
そんなショーンさんが入れ墨を入れたのは第一次世界大戦が終結したとされる休戦記念日(11月11日)の午前11時。入れ墨師のケヴィン・ケントさんの「長くて苦しい仕事になるよ。本当に大丈夫かい」と聞かれたのですが、全くためらうことはなかったそうです。その4時間後に入れ墨が完了し、ショーンさんの全身はアフガニスタンで命を落とした兵士の慰霊碑のようになったとのこと。
これがショーンさん。
入れ墨を入れた直後の写真。入れ墨を入れ終えた後しばらく時間が経過していたにもかかわらず、赤みが引かずヒリヒリしていたそうです。
ショーンさんは誰もやっていない方法で戦死した兵士たちに敬意を表し称賛したいと思って入れ墨を入れただけではなく、これをきっかけに戦場に赴いている兵士たちのために資金援助の募金を行っていることもアピールしたかったそうです。既にこの入れ墨を見て高額の募金をしたいと言ってきている人もいる模様。今後要望があれば、毎年名前を追加することも検討しているそうです。
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