変わり者の神経科医師が様々な悩みを抱えた患者たちとトンデモ話を繰り広げる「空中ブランコ」、10月15日スタート

注射が大好きで、たとえどんな患者であってもとりあえず注射を打つ変わり者の神経科医師・伊良部一郎。そして、伊良部と同じく注射するのが大好きで、いつも際どい衣装を身につけている看護師のマユミ。二人のもとには、ジャンプができなくなって不眠症になった空中ブランコのフライヤー・山下や、魚の頭にすらビビってしまうほど尖端恐怖症のヤクザ・猪野、整然としたものを破壊したい衝動に駆られる強迫神経症ゆえパッと見て分かる義父のカツラをはぎ取りたくて悩む池山など、ちょっとおかしな患者たちが集まってきます。もちろん、こんなメンツが揃えばまともな話になるわけもなく、話は伊良部の影響かとんでもない方向に進んでいきます。

2004年に直木賞を受賞した奥田英朗の小説「空中ブランコ」には、こんなトンデモ短編が5編収録されています。「空中ブランコ」と、その前作にあたる「イン・ザ・プール」、続編にあたる「町長選挙」をあわせて、10月15日(木)からテレビアニメがフジテレビ他各局で放送開始となります。

詳細は以下から。
アニメ『空中ブランコ』公式サイト
http://www.kuchu-buranko.com/

ストーリーは以下のような感じ。

急にジャンプが成功しなくなって不眠症に悩むブランコ乗り、尖端恐怖症のヤクザ、陰茎が四六時中屹立したままのサラリーマン等、様々な悩みを抱えた患者たちが、伊良部総合病院の神経科を訪れる。
そこでカウンセリングするのは院長の息子、伊良部一郎。アシスタントは仏頂面のセクシー・ナース、マユミである。
伊良部はえたいのしれない注射をとりあえず打ったり、治療とは思えないアドバイスをする等、さらに困惑していく患者たち。
果たして、患者たちの心の病は治り、元気を取り戻せるのか？

キービジュアル

伊良部一郎は同一人物ながら「大」「中」「小」という3つの姿を持っており、声優も三ツ矢雄二が大と中を、朴璐美が小を演じるダブルキャストになっています。

この着ぐるみっぽいのは伊良部一郎(大)。

こちらは伊良部一郎(小)。ちなみに、中はメガネをかけた美青年です。

ナースのマユミを演じるのは杉本有美。「炎神戦隊ゴーオンジャー」のゴーオンシルバー・須塔美羽やドラマ「ブザー・ビート　～崖っぷちのヒーロー」秋田沙織を演じており、今回はアニメの中に実写で登場するそうです。

「妄想ブランコ」は、ゲストたちがマユミに注射されるときにテレビではとても放送できないような妄想をしてしまうというスピンオフ作品。

豹に変身したマユミの映像に合わせ、ゲスト声優たちが妄想を熱演します。

また、番組との連動無料ゲーム「迷宮ブランコ」は、患者たちが伊良部総合病院に置いてきた”忘れ物”を探し当て、病院を脱出するというもの。各話の”忘れ物”をすべて集めれば番組ならではのプレゼントがもらえるという仕組みです。

主題歌はオープニング・エンディングともに電気グルーヴが担当。オープニングテーマは「Upside Down」、エンディングテーマは「Shangri-La(Y.Sunahara 2009 Remodel)」となっています。

「空中ブランコ」は30分×全11話で、10月15日(木)より毎週木曜24:45～フジテレビ“ノイタミナ”ほかにて放送。

◆スタッフ
原作：奥田英朗(「イン・ザ・プール」「空中ブランコ」「町長選挙」（文藝春秋刊）)
監督：中村健治(「モノノ怪」「怪～ayakashi～化猫」）
キャラクターデザイン・総作画監督：橋本敬史（「モノノ怪」「鴉-KARAS-」）
シリーズ構成：石川学
脚本：石川学、村山功、田口智子
美術デザイン：常盤庄司
色彩設計：永井留美子
CG監督：森田信廣
撮影監督：山田和弘
音響監督：長崎行男
音楽：森英治
演出協力：地岡公俊
主題歌：電気グルーヴ オープニング・テーマ「Upside Down」／エンディング・テーマ「Shangri-La (Y.Sunahara 2009 Remodel)」（キューンレコード）
制作：東映アニメーション
放送局：フジテレビ、関西テレビ、東海テレビ ほか ※放送日、時間は放送局により異なります。

◆キャスト
伊良部一郎：三ツ矢雄二、朴璐美
マユミ：杉本有美
山下公平：森川智之
田口哲也：櫻井孝宏
星山純一：三木眞一郎
坂東真一：浪川大輔
池山達郎：平田広明
津田雄太：入野自由
猪野誠司：高橋広樹
岩村義雄：岩田光央
安川ヒロミ：羽多野渉
田辺満男：置鮎龍太郎
　福井謙二、三宅正治

©空中ブランコ製作委員会