映画

京極夏彦のSF小説「ルー=ガルー」が劇場アニメ化


「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」など「百鬼夜行シリーズ」と呼ばれる妖怪伝承をモチーフにしたミステリ小説や、「嗤う伊右衛門」など古典の怪談を再構成した古典改作シリーズなどで知られる作家・京極夏彦が2001年に刊行したSF小説「ルー=ガルー」が劇場アニメ化されることになりました。京極作品は前述の「姑獲鳥の夏」「魍魎の匣」が実写映画化されているほか、時代小説「巷説百物語」がアニメ化されています。

詳細は以下から。
ルー=ガルー Loupus=Garous
http://lg-anime.com/


舞台は端末によって人と人がつながるようになり完全な管理社会となった近未来で、リアルコミュニケーション(物理接触)をとっていた少女たちが主人公。少女ばかりを狙う連続殺人事件が発生し、偶然被害者の一人と接触した少女たちが真相に近づきながら、閉ざされた世界の真実に気付いていくという物語です。


今回、アニメーション制作はProduction I.Gとトランス・アーツが担当。監督はテレビアニメ「BLOOD+」の監督や「攻殻機動隊」のノベライズを手がけた藤咲淳一で、キャラクター原案が箸井地図、キャラクターデザイン・作画監督が石井明治と「BLOOD+」のメンバーが集合。「BLOOD+」や「RD 潜脳調査室」でも脚本を書いている後藤みどりと、「図書館戦争」「獣の奏者エリン」のハラダサヤカが脚本を担当します。

「ルー=ガルー」は2006年から月刊COMICリュウにて漫画も連載されており(絵:樋口彰彦)、いったいどんなアニメになるのか楽しみなのですが、このスタッフが手がけてきた過去の作品を振り返ると微妙なドロドロB級アクションになりそうで不安でもあります。

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in 映画,   アニメ, Posted by logc_nt

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